雲仙岳におけるマグマ供給システムの測地学的研究

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雲仙岳におけるマグマ供給システムの測地学的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
清水 洋(九州大学・理学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1995
概要(最新報告):
雲仙火山において水準測量,辺長測量,GPS測量等の測地測量を実施して雲仙火山周辺の地盤変動を調査し,地下のマグマ供給システムの状態を推定した。 1994年までの観測によると雲仙火山では,溶岩ドーム出現以前は島原半島西部の隆起・膨張,溶岩ドーム出現以降は島原半島西部を中心に沈降・収縮が続いていた。これらのデータから,普賢岳直下から西に向かって順次深さと大きさが増大するような複数のマグマポケットの存在が推定されている。さらに,測量データと溶岩噴出量との比較から,1994年までは地殻深部から半島西部のマグマポケットへ数万立方メートル/日のマグマ供給が定常的に続いていた可能性が高い。 ところが今回のわれわれの測量結果を見ると,水準,辺長,GPSのいずれの測量でも雲仙火山周辺に大きな地盤変動は認め難い。1995年春以降,溶岩ドームの成長が停止していることを考えあわせると,今回の結果は地殻深部から半島西部のマグマポケットへのマグマの供給が停止した可能性が高いことを意味する。したがって,雲仙火山のマグマ供給システムにおいてマグマの移動・上昇等は現在ほとんど考えられず,マグマ溜まりへの大量のマグマの蓄積はないものと思われる。以上のことから,近日中の雲仙火山の再活発化の可能性は低いと考えられるが,もし再びマグマの供給が始まる場合,半島西部から順次隆起・膨張を繰り返すはずであり,測地測量の継続が重要である。 続きを見る
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