HLAを利用したアレルギー反応の特異的抑制療法開発のための基礎研究

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HLAを利用したアレルギー反応の特異的抑制療法開発のための基礎研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Basic research for the development of antigen specific immunosuppressive therapy using HLA.
責任表示:
上川路 信博(九州大学・生体防御医学研究所・助教授)
KAMIKAWAJI Nobuhiro(九州大学・生体防御医学研究所・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1995-1997
概要(最新報告):
アレルギー性疾患や自己免疫疾患など、過剰な免疫応により引き起こされた疾患を抗原特異的に制御するためには、免疫応答を惹起している抗原の特定が必須である。自己免疫疾患は、特定のHLAと相関することが知られており、その分子機構は疾患感受性のあるHLA分子が何らかの抗原ペプチドを提示し疾患に関与するT細胞の活性化に寄与していると考えられている。そこで、疾患の発症に寄与するHLA、ペプチド、TCRを解明し、この相互作用に干渉することで、免疫応答を特異的に制御する治療法の開発に資することを目的とした。アレルギー性疾患のモデルとしてスギ花粉症について検討し、HLA-DP5との相関、HLA-DP5に提示されるスギ花粉抗原上のエピトープが同定された。一方、T細胞は、HLA分子に結合した9アミノ酸からなるペプチドを認識することが知られている。すなわち209種のペプチドを合成すれば全てのT細胞エピトープを網羅することになる。そこで、209種のペプチドの合成を行い、等量性のよりペプチドミクスチャーの合成に成功した。このペプチドライブラリーを用いて、慢性関節リウマチ患者の関節液中のリンパ球の増殖および株化およびその特異性の解析を行ったところ、疾患と相関のあるHLA-DRB1^*0405分子に拘束されたT細胞を選択的に増殖させ、その特異性を検討することが可能であった。この方法論は、今後、自己免疫疾患に関与するペプチドの解明に大きく寄与し、これらのペプチドをベースとしたTCRアンタゴニズムおよびHLA-ペプチド複合体を用いた免疫抑制の可能性を検証する基礎となると考えられる。 続きを見る
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免疫識別と応答の多様性の分子機構 by 西村 泰治; 笹月 健彦
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