遺伝子増幅法による口腔病原性細菌の迅速簡易定量化を応用した歯科疾患診断法の開発

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遺伝子増幅法による口腔病原性細菌の迅速簡易定量化を応用した歯科疾患診断法の開発

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Development of Oral Diagnosis Using Rapid and Simple Quantitative Gene Amplification of Oral Pathogens
責任表示:
山下 喜久(九州大学・歯学部・助教授)
YAMASHITA Yoshihisa(九州大学・歯学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1995-1997
概要(最新報告):
本研究では歯周病細菌(Porphyromonas ginigvalis、ActinobacillusactinomycetemcomitansおよびTreponema denticola)およびう蝕細菌(Streptococcus mutansおよびStreptococcus sobrinus)のそれぞれに対して特異なDHA断片を増幅するPrimerの設計開発に成功した。これらのPrimerを用いて、デンタルプラーク中に存在するこれらの口腔病原性細菌を定量的に把握するため、増幅されたそれぞれのDNA断片の量を基準としてデンタルプラークから採取したサンプル中に含まれる目的の鋳型DNA量を定量化する方法の開発を試みた。定量化には、ハイブリダイゼイション法を応用した比色定量法を用いた。各鋳型DNAから増幅されるそれぞれのDNA断片に特異的に相補的な結合能を示す1本鎖DNAを予め調製し、これを96穴マイクロタイタ-プレートに張り付けて捕獲プローブとして用いることで、増幅されたDNA断片量を比色的に定量した。また、遺伝子増幅反応中の誤差を最小限にするため、原核生物に存在しない塩基配列を持つ鋳型DNAを作成し、既知濃度に調製したこの鋳型から増幅されるDNA量を内部標準として用いた。この結果、Porphyromonas ginigvalis、ActinobacillusacitnomycetemcomitansおよびTreponema denticolaなどの歯周病細菌数は10^2〜10^6の範囲で定量に捉えることができるようになった。さらに、これらの口腔病原性細菌に加え非病原性細菌を広く検出できるユニバーサルPrimerを設計することでプラーク中の全細菌数を定量化して、全細菌に占める病原性細菌の割合の定量的な評価法を確立した。現在、九州大学歯学部付属病院予防歯科の外来患者から採取したプラークについて本比色定量法による評価を行い、この評価結果と歯周病の臨床症状の関連を明らかにすることで、プラーク中の各病原細菌の定量的な把握とその臨床症状の関連を明らかにしているところである。また、う蝕細菌についても同様の操作により、う蝕細菌の診断法が確立できる事がほぼ明らかとなった。 続きを見る
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類似資料:

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PCRテクノロジー : DNA増幅の原理と応用 by Erlich, Henry A., 1943-; 加藤, 郁之進
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