包接化合物を用いるフラーレンの新規精製法の確立とその包接錯体の機能化

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包接化合物を用いるフラーレンの新規精製法の確立とその包接錯体の機能化

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Purification of Fullerene by using of Inclusion Compouns and Function of Their Inclusion Complexes
責任表示:
新海 征治(九州大学・工学部・教授)
SHINKAI Seiji(九州大学・工学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1995-1997
概要(最新報告):
これまで、有機溶媒中で[60]フラーレンを取り込むことが可能なホスト分子の開発が望まれてきた。そこで、我々は、約30種類のカリックスアレーン誘導体をすクリーニングしたところ、未修飾のホモオキサカリックス[3]アレーン、カリックス[5]アレーンおよびカリックス[6]アレーンが[60]フラーレンをその空孔内に取り込むことを確認した。これに対し、カリックス[4]アレーン、およびカリックス[8]アレーンは[60]フラーレンと溶液中で安定な錯体を形成しないことが明らかとなった。これらの結果より、カリックスアレーンが「60」フラーレンを取り込むためには、"cone"構造に予備組織化されていることが重要であることが示された。 一方、金属イオン添加により、カリックスアレーンのコンホメーションを制御し、[60]フラーレンを取り込むことが可能となるカリックスアレーン誘導体の構築を目指した。金属イオンの非存在下では、ヘキサエステルカリックス[6]アレーンは[60]フラーレンを取り込まないが、セシウムイオンを添加すると[60]フラーレンを取り込むことが可能となった。一方、トリヘキサエステルホモオキサカリックス[3]アレーンにおいても、同様にリチウムイオンの有無により[60]フラーレンの錯化を制御できることが明らかとなった。以上のように、適当な金属イオンの存在-非存在により、ヘキサエステルカリックス[6]アレーンやトリヘキサエステルホモオキサカリックス[3]アレーンにおいて[60]フラーレンレセプターとしての正の"アロステリック効果"が観測された。 以上の結果は、[60]フラーレン-カリックスアレーン複合体を用いた新規な分野を切り開くものと期待される。 続きを見る
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