樹脂表面鋳型形成法による構造特異的な糖質分離樹脂の開発

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樹脂表面鋳型形成法による構造特異的な糖質分離樹脂の開発

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Development of Separation Material for Saccharide on the Basis of Surface Imprinting Procedure
責任表示:
前田 瑞夫(九州大学・工学部・教授)
MAEDA Mizuo(九州大学・工学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1995-1996
概要(最新報告):
近年、糖質は核酸、蛋白質とならぶ第三の「生命の鎖」と位置づけられている。糖質が生体内での様々な認識に関与し、調節機能を担っているからである。このため、糖を研究することの重要性に対する認識は益々高まっている。しかし、その構造の多様性のために、選択的な分離・精製・検出はしばしば困難となり、これが、生命科学研究の最大のネックの一つとなっている。そこで、糖質の分離技術における新原理の開拓が待たれている。 一方、糖質の選択的認識・分離のための有望な手法として、先駆者ウルフを始めとする国内外の多くの研究者が鋳型重合に注目してきた。しかし、これまでの手法は、有機溶媒中での重合反応と特殊な糖誘導体とその錯体モノマーに頼るため、一般性に乏しかった。また、その必然的結果として鋳型構造が樹脂内部に形成されるため、吸脱着反応速度が遅い、鋳型ゲストが残存する、などの本質的な問題があり、実用には程遠いのが現状である。これに対し、本研究においては、全く新しい視点から、高選択的な糖結合性樹脂の合成法を試みた。 糖質の鋳型重合には糖分子内のcis-ジオール部位と安定なエステルを形成するフェニルボロン酸が着目されている。このエステル形成は可逆的であり、pHにより結合・解離をコントロールすることができるからである。平成7年度は、フェニルボロン酸基を表面に持つ高分子微粒子(ミクロスフェア)を再現性良く合成する手法を確立し、種々のキャラクタリゼーションを行った。また、糖質のモデル混合試料において糖質の構造の違いに基づいた選択的分離についてもその可能性を確認した。平成8年度は、糖鋳型形成における重合条件を簡単な理論計算を含め様々な角度から検討し、糖鋳型重合を試みた。これらの実験を通し、糖鋳型の評価方法を確立し、今後の問題点を明確にすることができた。 続きを見る
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