pH変動による筋収縮Ca感受性変化の分子機構

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pH変動による筋収縮Ca感受性変化の分子機構

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Molecular mechanisms of change in Ca^<2+>-sensitivity of muscle contraction induced by pH-reduction
責任表示:
大槻 磐男(九州大学・医学部・教授)
OHTSUKI Iwao(九州大学・医学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1995-1997
概要(最新報告):
本年度は当初の実験計画に従って以下の成果を得た。 横紋筋収縮のCa感受性は酸性pHで低下するがその大きさは心筋>骨格筋速筋>骨格筋遅筋の順であることが知られている。この違いに対するトロポニンサブユニット(C及びI)の関与について以下の通りに検討した。三種の横紋筋はそれぞれ別個のトロポニンIアイソフォームを発現しているが、心筋及び遅筋のトロポニンCは同一である。従ってトロポニンIには三種、トロポニンCには二種のアイソフォームが存在する。本研究ではウサギ心室筋スキンドファイバー系の張力発生を指標としてトロポニンサブユニット交換法を用いて、ファイバー内のトロポニンアイソフォームについて種々のハイブリッド化を行いCa感受性のpHによる影響を検討した。その結果中性(pH7.0)条件下でのCa感受性は、心筋(又は遅筋)トロポニンCに対しては遅筋TN・I>心筋TN・I>速筋TN・Iの順に減少し、速筋トロポニンCに対しては速筋TN・I>遅筋TN・I>心筋TN・Iの順であった。この所見はトロポニンCのCa感受性がトロポニンIとの相互作用を介して微妙に調節されていることを示している。また酸性pH(pH6.2)でのCa感受性の低下の大きさはCC=FC>CF=FF〉S′C=SF(TN・I,TN・Cの組み合わせ:C,心筋;F,速筋;S,遅筋)、の順であることが明らかとなった。この他ヒト心筋トロポニンC及びIをクローニングし大腸菌内で発現精製し上述の方法で作用を検討した。その他無脊椎動物ホタテ貝閉殻横紋筋Ca収縮のpH感受性についてもトロポニン系の関与が明らかになった。 続きを見る
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筋肉の機能と構造の調節機構 by 大槻 磐男; OHTSUKI Iwao
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