非休眠性ハナカメムシを用いた施設害虫ミナミキイロアザミウマ防除用新生物農薬の開発

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非休眠性ハナカメムシを用いた施設害虫ミナミキイロアザミウマ防除用新生物農薬の開発

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Developing non-diapausing anthocorids, new beneficials for the greenhouse pest, Thrips palmi
責任表示:
広瀬 義躬(九州大学・農学部・教授)
HIROSE Yoshimi(九州大学・農学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994-1996
概要(最新報告):
わが国の施設でナス、キュウリ、スイカ、メロン、ピ-マンなど果菜類の重要害虫であるミナミキイロアザミウマの生物農薬として沖縄以南の亜熱帯および熱帯に広く分布するミナミヒメハナカメムシOrius tantillusとタイ産のWollastoniella rotundaの2種のハナカメムシを利用するため、両種のハナカメムシについて、生態的諸特性に関する実験室での調査、大量増殖法の開発、施設での放飼予備試験を行った。その結果、短日条件下での両種の非休眠性を確認し、発育と温度の関係から両種ともわが国の施設の冬期の温度条件下で発育と繁殖が可能なことを見い出した。また、両種の捕食能力や繁殖能力についての室内での調査結果から、わが国の冬期の施設ではこれらのハナカメムシがミナミキイロアザミウマの密度を抑制できることが示唆された。両種の大量増殖法については、室内での個体飼育の結果を基に、ミナミヒメハナカメムシは餌としてスジコナマダラメイガ卵、産卵基室としてソラマメ芽出し苗を、またW.rotundaには餌としてスジコナマダラメイガ卵またはケナガコナダニ、産卵基質としてインゲンマメ芽出し苗を用いる方法が有効なことを認めた。施設での放飼予備試験はミナミヒメハナカメムシについてしか実施できなかったが、試験設定に問題はあったものの、放飼による防除の効果を否定する試験結果は得られず、今後なお本格的な放飼試験を行う必要性が示された。以上の結果から、今後、両種の生物農薬としての実用化をめざし、さらに研究を進める必要があると結論される。 続きを見る
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