ヒトへの適用を目指した最新自動制御システムを有するハイブリッド型人工肝臓の開発

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ヒトへの適用を目指した最新自動制御システムを有するハイブリッド型人工肝臓の開発

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Development of an hybrid artificial liver for human medical use equipped with the newest regulation system for control of culture environment of hepatocytes
責任表示:
船津 和守(九州大学・工学部・教授)
FUNATSU Kazumori(九州大学・工学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994-1995
概要(最新報告):
1.ヒトへの適用を目指した人工肝臓を開発するための前臨床段階の性能評価を行うために、肝不全イヌへの適用を目指したハイブリッド型人工肝臓の試作を行った。昨年度の肝不全ラットへの本人工肝臓の適用実験から、本人工肝臓内に生体肝の約10%の肝細胞を固定化することで肝不全病態からの回復に有効であることが示唆されたので、イヌの場合では細胞量で約30g、装置体積で約300cm^3の装置の試作を行った。また装置本体の多細管型PUF充填層の細管径は2mm、細管間ピッチは4mmとした。 2.このスケールアップに先だって、小スケールの人工肝臓を用いて人工肝臓の機能発現を最大にするための最適な培地流量についても知見を得、上記装置の場合約400ml/minの培地または血漿流量が必要であることが示された。そこでこの装置内に初代イヌ肝細胞を播種しスフェロイドを形成させたハイブリッド型人工肝臓を作製し、昨年度開発した双方向型の培養システムに組み込んで、400ml/minの最適流量で、pH;7.2,D0;6.5ppmの運転操作条件で機能発現について検討を行った。その結果、肝機能の指標としてタンパク質合成活性(アルブミン分泌活性)を調べたが、単位細胞当りの活性はスケールアップしても良好に維持されていた。 3.前臨床段階の性能評価を行うために、本人工肝臓を温虚血性肝不全イヌモデルへ適用し、血中の肝機能補助の指標となる生化学成分の分析を行った。その結果本人工肝臓によって、肝不全時に低下する血糖値やケトン体比の維持がはかられ、また血中アンモニアやビリルビンの上昇が抑制された。これらの結果から、本人工肝臓が肝不全病態の回復や悪化の抑制に効果が期待できることが示唆された。 続きを見る
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