常識推論における推論の選択と文脈処理への応用

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常識推論における推論の選択と文脈処理への応用

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
富浦 洋一(九州大学・工学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994
概要(最新報告):
文章の解釈に曖昧さがある場合,人は前後の繁がりからその曖昧さを絞り込むことができる.たとえば,『αしかしβ』のような逆接の接続詞で結ばれる文章では,αからβに矛盾することが高い確信度で推論されなければならない(論理的結束性).この時行なう論は,『多くの場合成立する』というような不確実な知識(デフォルト規則)も用いた推論(常識推論)であり,これを扱った推論としてReiterのデフォルト論理がある.この論理では,互いに矛盾する複数の結論を導くことがあることが知られているが,一般に人間の推論では,互いに矛盾する結論のうち一つを優先的に推論する傾向にある.そこで,まず,(1)デフォルト規則(不確実な知識に対応)間に,『デフォルト規則d_1,d_2が共に適用可能であるとき,d_1を適用してα_1を導く推論を,d_2を適用してα_2(α_1とα_2は互いに矛盾する)を導く推論より優先する』という関係(デフォルト間の優先関係)をd_1d_2の形態から機械的に付与する方法を与え,(2)このデフォルト間の優先関係に基づいて,推論で用いられるデフォルト規則の列の間に優先順位を定義し,最も優先される推論だけを行なうようにReiterのデフォルト論理における推論を拡張し,人間が行なう推論に近い推論を行なえる理論を構成した.そして,(3)順接や逆接の接続詞で結ばれる文章における,論理的に捉えられる結束性を,上述の推論を用いて定義し,文章の構文構造/単語の意味/照応関係などの文章の解釈に関する構造的な曖昧さの一部を,論理的結束性に基づき絞り込むことができることを示した. 続きを見る
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