顎骨欠損部への海綿骨移植による骨形成因子の活性化に関する研究

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顎骨欠損部への海綿骨移植による骨形成因子の活性化に関する研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
窪田 泰孝(九州大学・歯学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994
概要(最新報告):
本研究の目的は、顎骨における骨代謝の機構を解明し、最終的には海綿骨移植術における骨形成因子の活性化機序を明らかにすることである。 まず最初に、骨欠損部における骨吸収に関する研究を行った。近年、骨吸収における破骨細胞の活性化において、サイトカインの関与が示唆されている。そこで、顎骨嚢胞と顎骨良性腫瘍における嚢胞内容液中IL-lα、IL-lβ、IL-6、TNF濃度を測定し、比較検討した。結果としては、角化嚢胞(顎骨嚢胞)におけるIL-lα、IL-lβ、IL-6、TNF濃度はそれぞれ221.3±145.9pg/ml、21.6±28.7pg/ml、852.7±912.3pg/ml、17.6±19.8pg/ml(n=7)で、エナメル上皮腫(顎骨良性腫瘍)ではそれぞれ17.1±6.7pg/ml、26.0±35.8pg/ml、558.4±188.9pg/ml、74.5±61.4pg/ml(n=7)であった。測定値は、同一疾患においても必ずしも一定の傾向を示さず、結果として分散が大きくなった。傾向としては、IL-lβ、IL-6、TNF濃度は両者で有意差は認められなかったが、角化嚢胞内容液中IL-lα濃度は、エナメル上皮腫の内容液と比較して極めて高いことがわかった。現在、両疾患におけるIL-lαの役割について詳細に検討を続けている。また、顎骨欠損部への海面骨移植による骨形成因子の活性化に関する研究についても実験計画書に基づき、塩基性線維芽細胞成長因子(bFGF)、インシュリン様成長因子(IGF)の関与について、また骨芽細胞におけるFGF受容体、IGF結合蛋自の発現について現在検討を行っているところである。 最終的には、海綿骨移植術における骨形成因子を明らかにするとともに、その因子の活性化機序およびその因子による骨芽細胞内の細胞内情報伝達機構の詳細な解明を行いたい。 続きを見る
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