腰仙部単一神経根の神経伝導性に対する圧迫及び牽引力の影響について

閲覧数: 6
ダウンロード数: 0
このエントリーをはてなブックマークに追加

腰仙部単一神経根の神経伝導性に対する圧迫及び牽引力の影響について

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
寺田 和正(九州大学・医学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994
概要(最新報告):
単一神経根の牽引実験に先立ち、ブタの腰仙部神経根の解剖学的検討を行った。麻酔導入後、屠殺し、椎弓切除を施行し、両側のL1からS2神経根及び後根神経節(DRG)を露出。クモ膜下腔にglutaraldehydeを注入して固定させ、各神経根及び後根神経節のneuroanatomical parameter(神経根分岐角、DRGの長さと幅、硬膜分岐部からDRGまでの長さ、硬膜分岐部の高さ)の計測を行った。神経根分岐角はヒト神経根と同様に、L1根で約80度、その後徐々に尾側の神経根ほどtake-off angleが減少し、急峻となる。DRGの大きさはL6及びS1根が最大で、長径が約8mm、短径が約5mmの楕円形を呈していた。硬膜分岐部の高さ及びDRGの位置については、尾側の神経根ほど、高位より分岐し、DRGは近位に位置していた。これらの結果はほぼヒト神経根と同様の傾向を示し、神経根圧迫モデルとしてのブタの妥当性が確認された。しかし、ヒト脊髄がL1/2高位で終了し、それ以下は馬尾神経となるのに対し、ブタ脊髄はS2椎体高位まで存在する。つまり当初予定していたL6/S1椎間板レベルでのS1神経根の牽引においては、神経根のみならず脊髄にも影響を及ぼすこととなる。一般に神経根は、ある程度の圧迫や側方牽引に対して耐えることが可能だが、脊髄は易損性で術中においても脊髄の側方圧排は禁忌として戒められている。よって得られる結果をどう解釈するか現在考慮中である。 続きを見る
本文を見る

類似資料:

3
実験神経生物学 by Oakley, Bruce; Schafer, Rollie; 小原, 昭作; 丸井, 隆之; 長井, 孝紀
4
神経系の電気生理学 by Brazier, Mary Agnes Burniston, 1904-; 東京大学医学部精神医学教室脳波研究室
10
脳脊髄誘発電位 by 中西, 孝雄
5
神経と筋肉 : 体内電気のメカニズム by Galambos, Robert, 1914; 菊地, 鐐二; 南谷, 晴之
11
臨床誘発電位ハンドブック by 黒岩, 義之; 園生, 雅弘
1.
神経伝導検査と筋電図を学ぶ人のために by 木村, 淳; 幸原, 伸夫
3.
実験神経生物学 by Oakley, Bruce; Schafer, Rollie; 小原, 昭作; 丸井, 隆之; 長井, 孝紀
4.
神経系の電気生理学 by Brazier, Mary Agnes Burniston, 1904-; 東京大学医学部精神医学教室脳波研究室
5.
神経と筋肉 : 体内電気のメカニズム by Galambos, Robert, 1914; 菊地, 鐐二; 南谷, 晴之
10.
脳脊髄誘発電位 by 中西, 孝雄
11.
臨床誘発電位ハンドブック by 黒岩, 義之; 園生, 雅弘