肝臓移植の拒絶反応における新しい免疫病理学的診断法の確立

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肝臓移植の拒絶反応における新しい免疫病理学的診断法の確立

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
中村 賢二郎(九州大学・医学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994
概要(最新報告):
1.研究の概要. 肝臓移植の拒絶反応の評価で現在最も信頼されるのは,臨床的病態をふまえた移植肝組織の病理診断である.一般的な拒絶反応のみならず,移植直後から全く機能を示さない無機能肝や,治療にほとんど反応しない難治性拒絶反応のメカニズム解明のために細胞間接着分子の意義や従来の病理組織学的な拒絶反応診断との相関について検索している. 2.本年度の実施結果および今後の展望 (1)純系繁殖ラットを用い,無機能肝のモデルとして温阻血または冷阻血を施した群とそうでない群を作り,グラフトの生検肝組織を採取し,組織学的・免疫組織学的検討を行った.温阻血と冷阻血では肝臓の傷害部位やメカニズムに異なった因子が働いていることが組織学的に示唆され,生化学的・免疫組織化学的に解析中である. (2)肝へ流入する血流の大部分を占める門脈の支配領域である小腸に注目し,小腸移植に関しての組織学的研究を行った.小腸は保存や拒絶反応による傷害が他臓器に比べ高度であり,門脈を介して肝臓に多大な影響を与えるため今後研究の拡大が必要と考えられた. (3)肝移植や小腸移植に関して細胞間接着分子の意義を,臨床肝・小腸移植後の可溶性接着分子を中心に米国研究者とともに検討した.移植後,血中sICAM-1,sE-selectin,sIL-2,sHLA class Iは小腸移植群が肝・小腸同時移植群より高く,肝移植により小腸移植の拒絶反応の緩和に役立っていることを,接着分子やサイトカイン血中レベルから示した. 続きを見る
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