肝再生下の適切なEnergy分配による肝不全防止に関する研究

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肝再生下の適切なEnergy分配による肝不全防止に関する研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
西崎 隆(九州大学・医学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994
概要(最新報告):
肝再生下の適切なEnergy分配による肝不全防止 (目的)肝再生抑制効果・肝細胞保護効果を持つオクトレオチドをラット肝切除モデルに投与し、肝切除後早期の肝再生抑制下での肝体積増加、肝合成・代謝能および肝細胞エネルギー代謝の変動を検討する。 (方法)(1)68%肝切除+オクトレオチド投与群(オクトレオチド群) (2)68%+肝切除ラット+生食投与群(コントロール群)の2群を作成し、12、24、36、48、60時間で下大静脈より採血した後犠死せしめた。オクトレオチド及び生食は、肝切除の24時間前より犠死時まで6時間毎に100μg/kgを皮下注射にて投与した。体積増加率を肝重量復元率、肝細胞BrdU L.I.で評価し、肝再生因子の一つであるインスリンを測定した。肝機能として、AST、T.Bil、LCAT、PTを測定し、血中GLDH(グルタミン酸脱水素酵素)、OCT(オルニチンカルバミルトランスフェラーゼ)、AKBR(動脈血中ケトン体比)によりミトコンドリア障害度を評価した。 (結果)(1)オクトレオチド投与群では肝重量復元率および肝細胞BrdU L.Iは有意に低率であり、インスリンも低値を取る傾向がみられた。(2)両群で肝合成・代謝能に有意差を認めなかった。(3)ミトコンドリア障害度を反映するGLDHはオクトレオチド群で24、36時間目に有意に低値でミトコンドリアのviabilityが保護された。AKBRはオクトレオチド群で24時間目に有意に高値であったが、36時間目では逆転し有意に低値となった。OCTは両群で有意差を認めなかった。 (考察)オクトレオチドによる肝切除後早期の肝体積増加抑制下で肝合成・代謝能は低下せず、肝ミトコンドリアが保護され細胞維持のためのより基本的な機能である糖新生へのエネルギー配分の改善を認めたことにより、肝切除後早期における肝再生因子の変動は肝細胞内エネルギー代謝を変化させうることが推測された。 続きを見る
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