アルツハイマーアミロイド蛋白による培養神経系細胞変性機構の検討

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アルツハイマーアミロイド蛋白による培養神経系細胞変性機構の検討

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
山田 猛(九州大学・医学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994
概要(最新報告):
[目的]アポリポ蛋白E(ApoE)のアルツハイマーアミロイド蛋白(Aβ)の神経障害性に及ぼす影響を培養細胞を用いて検討した。 [方法]ApoE cDNAを、脳(ApoE遺伝子型は3型のホモ)から抽出したRNAを鋳型にして、RT-PCRにより合成した。ApoE cDNAを発現ベクターpRC/CMVに組み込み、リポフェクチンによりPC12細胞に導入後、G418により選択しstable transformants(PC12-ApoE)を得た。ApoEの発現は、モノクローナル抗体によるウェスタンブロットにより確認した。アルツハイマー病(AD)患者脳から抽出したAβを、PC12およびPC12-ApoEに添加し、細胞障害をMTT assayにより評価した。 [結果]ApoEを発現するstable transformantsは2クローン(PC12-ApoE-1、3)得られた。PC12-ApoE-3はNGFに対する反応性を欠いていた。Aβ(10μg/ml)添加24時間後に、MTT assayを行った。PC12、PC12-ApoE-1、3は、それぞれ対照と比して61.1%、68.5%、82.6%であった。 [考察]AD脳に沈着するAβは、培養系で神経細胞を障害することが報告されている。またApoEの4型はADの危険因子となることが明らかにされてきた。ApoEは合成Aβのアミロイド線維形成を促進することが報告され、ApoEが脳内アミロイド沈着を促進する可能性が考えられている。今回、ApoEを発現させたPC12細胞では、Aβの細胞障害は促進されなかった。今後、ApoE4型を発現させたPC12細胞を用いて、未分化な状態およびNGF添加により神経細胞に分化させた状態でAβの細胞障害性を検討する必要がある。 続きを見る
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