体組織中薬毒物の検出と法医学上の意味づけ

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体組織中薬毒物の検出と法医学上の意味づけ

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
今村 徹(九州大学・医学部・講師)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994
概要(最新報告):
臨床医学では痛風発作の緩解に,また農学領域では染色体倍加剤として用いられるコルヒチンの体組織からの分析法について,法医中毒学の立場から考察を加えた。今回、生体由来試料から液体クロマトグラフィー・質量分析法を用いて、コルヒチンを選択的に定性・定量する方法を開発した。 まず、体試料からコルヒチンを効率よく抽出する方法を検討した。その結果、体試料1mlを蒸留水希釈後、固層抽出カラムに導入し、カラムを蒸留水で洗浄し、クロロホルム-メタノール混液で溶出。溶出液を加温し加温し、窒素流下で溶媒を除去。残渣を水に溶解して試料とする抽出法が簡便性や抽出効率に優れていた。 次に、液体クロマトグラフィー・質量分析法の諸条件を検討した。 質量分析の手段には動的高速原子衝撃法(ダイナミックFAB)が、他のインターフェースを用いた液体クロマトグラフィー・質量分析法よりも適していた。 また、液体クロマトグラフィー溶離液に水とアセトニトリルの混合液を用い、この溶離液にFABのマトリックスとしてグリセロールを前もって添加し、逆層カラムを分離に用いれば夾雑ピークなしにコルヒチンを分析可能であることが明らかとなった。 この抽出法ならびに分析法を用いて、病歴からコルヒチン中毒が疑われた症例について、患者の胃内容を検査したところ、コルヒチンに相当するマススペクトルが得られ、コルヒチン中毒と診断することができた。 本法は、体試料中コルヒチンの分析法として有用であることが認められた。今後、内部標準物質を用いた定量性の向上について検討を加える計画である。 続きを見る
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