食細胞NADPHオキシダーゼの活性化におけるSrcホモロジー3領域の役割

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食細胞NADPHオキシダーゼの活性化におけるSrcホモロジー3領域の役割

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
住本 英樹(九州大学・医学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994
概要(最新報告):
白血球のひとつである好中球は、微生物の侵入に対してその局所に速やかに集まり、微生物を認識・貪食し殺菌する。このように好中球は1次的な生体防御において極めて重要な役割を担っており、従って好中球数の極端な減少は即個体の生命を脅かすことになる。この好中球による殺菌には、NADPHオキシダーゼという酵素により生成される活性酸素が重要な役割を果たしている。即ち活性酸素が強力な殺菌剤として働くわけである。活性型NADPHオキシダーゼは、二つの細胞質因子p47とp67が移行して細胞膜に存在するシトクロームb_<558>(b_<558>:gp91とp22の二つのサブユニットから成る)と複合体を形成したものである(これら4つの蛋白質遺伝子のいずれかの異常が慢性肉芽症の原因である)が、この複合体形成の分子機構はほとんど解っていなかった。p47とp67はそれぞれ分子内にSrcホモロジー3(SH3)領域を有するが、我々は、SH3領域を介する蛋白質間相互作用(活性化に伴いp47分子内でmaskされていたSH3領域が露出され、このunmaskされたp47のSH3領域を介してp22細胞質領域との結合がおこる)がNADPHオキシダーゼの活性型複合体形成において必須であることを見いだした(PNAS 1994)。更に、p47のSH3とp22の結合は、p22細胞質領域のプロリン・リッチ領域を介しておこり、高親和性でかつ極めて特異的なものであることも示した(未発表)。また、p47及びp67はBリンパ球にも豊富に存在しており(役割不明)、他のシグナル伝達系にも関与している可能性がある。実際に、我々は、p47がある種のチロシンキナーゼと結合しうることを見いだしており(未発表)、その解析も進行中である。 続きを見る
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