変形破壊に伴う堆積物内部の流体の挙動の解明-三軸試験機およびX線CTスキャナーを用いた実験的研究-

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変形破壊に伴う堆積物内部の流体の挙動の解明-三軸試験機およびX線CTスキャナーを用いた実験的研究-

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Elucidation for behavior of pore fluid in a sediment resulted in wet-sedimet deformation
責任表示:
徐 垣(九州大学・理学部・助教授)
SOH Wonn(九州大学・理学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994-1995
概要(最新報告):
堆積物中にみられる未固結変形にはbrittleな変形とductileな変形が知られている。前者はいわゆる面なし断層と呼ばれるせん断面が癒着する断層面を作るタイプの変形で、後者は堆積物が初生の堆積構造を失い塑性変形するタイプの変形である。未固結変形の場合、変形に伴う歪は多くの場合に構成する粒子それ自体が壊れたり変形したりすることは少ない。なぜならば、粒子と粒子の間の間隙水が流動することで、間隙が変形し、変形に伴い生じる歪を解消するからである。そのため、変形の程度や様式は、粒子それ自体の変形として捕らえられるものでなく、間隙の変化として記録される。つまり、brittleな変形では、二次間隙とよばれるフラクチャーの形成と初生の間隙が潰されることで生じる細孔化によって、間隙径の分布が変化する。X線CTスキャナーによる詳細な密度分布像から面なし断層面上の間隙分布を推定してみると、複雑になっていることが分かる。すなわち、ある部分では間隙は潰されて密度が大きなものに変化しているが、逆に、これと隣接する部分で間隙は断層によって生じた二次間隙(フラクチャー)によって膨れ全体として密度は非変形なものより小さくなっている。従って、かならずしも断層によって、断層面から間隙水が絞り出されるとは限らない。一方、ductileな変形の場合では、変形の進んだものと非変形なものとでは間隙率の有為な差は認められないものの(非排水せん断の状態)、間隙径の分布には非変形なものから塑性変形の進んだものに向かって、よりunimodalなものへと間隙径の分布様式に変化がみられる。また、透水率の小さな泥岩などの堆積物では、brittleな変形に際しても、断層面周辺の詳細な間隙径分布の変化の様子から、破断に至る前段階として間隙径の分布様式の変化に代表される塑性変形が始まっていることが示唆された。 続きを見る
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