ヒト・プリオン蛋白遺伝子による遺伝子置換マウスモデルの確立

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ヒト・プリオン蛋白遺伝子による遺伝子置換マウスモデルの確立

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
The establishment of prion protein humanaized mice using homologous recombination
責任表示:
北本 哲之(東北大学・医学部・教授)
KITAMOTO Tetsuyuki(東北大学・医学部・教授)
立石 潤(九州大学・医学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994-1996
概要(最新報告):
クロイツ・フェルトヤコブ病(CJDと略す)の感染因子として、プリオン仮説が提唱されている。プリオン蛋白の一次構造が、動物種により異なり、動物種間のバリヤ-の1つとしてプリオン蛋白の一次構造の違いと考えられている。このプリオン蛋白の一次構造の差による種間バリヤ-を取り除くため、マウスプリオン蛋白遺伝子をヒト型に置換したマウスの作製を試みた。ES細胞を用いて標的組換え法により遺伝子置換を行うため、Cre-loxpシステムを用いた部位特異的組換えを利用した。loxpで囲んだneo遺伝子とgpt遺伝子をマーカー遺伝子として、標的組換えを行ったところ、140クローン中1クローンで組換え体を得、このES細胞からキメラマウスを作製後、germ lineにのったヘテロのマウスを確認した。ヘテロマウスの受精卵にCreプラスミドを導入し、部位特異的組換えを7匹中6匹で確認し、世界で初めてプリオン蛋白遺伝子のヒト化マウスの作製に成功した。さらにベクターを改良し、マーカー遺伝子をloxpでかこんだneo遺伝子のみとしたところ、ヒト野生型遺伝子では60クローン中1クローンに、ヒト・マウスキメラ型遺伝子では、120クローン中3クローンで標的組換え体を得、組換え効率が上昇した。この方法論により、容易にプリオン蛋白に関してヒト化マウスを作製することが可能となった。さらに、過剰発現を有するヒト化マウス作製をめざして、トランスジェニック法にてアニマルモデルの作製にも着手し、高発現系のマウスモデルの作製にも成功している。今後、これらのモデルは、ヒト・プリオン病の感染力価の同定のためのアニマルモデルとして広く応用可能である。 続きを見る
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