原子レベルでの鉱物結晶の反応機構に関する研究

閲覧数: 11
ダウンロード数: 0
このエントリーをはてなブックマークに追加

原子レベルでの鉱物結晶の反応機構に関する研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Studies on Growth and Dissolution Mechanisms of Natural Crystals in Atomic Level
責任表示:
青木 義和(九州大学・理学部・教授)
AOKI Yoshikazu(九州大学・理学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994-1996
概要(最新報告):
1.CVD法で他の条件を一定にして、基板を種々変えた場合、最もダイヤモンドが生成するのは基板をタングステンにした場合である。これはダイヤモンド生成以前のタングステン基板表面に炭素が侵入して、まずWC薄膜が生じるからである。WCの(0001)面とダイヤモンドの(111)面における炭素原子が互いに連結してCSL格子を形成し、容易にダイヤモンドがエピタキシャル成長する。 2.ダイヤモンド以外の炭素をCVD法で合成すると、高温から低温へむけてカーボンのボール状集合体、カーボンウィスカ-(ナノチューブを含む)、薄膜状カーボン、カーボンチューブと変化する。これはグラフェンを基本とする炭素の薄膜が、温度低下とともに、ボール状に集合したり、ロールしてウィスカ-やナノチューブを形成したり、様々な形態をとることに起因する。このように生成温度によって形成されるカーボンの形態が種々異なることは、地球惑星科学的にも物質科学的にも極めて重要なことであり、今後の研究課題のひとつである。 3.隕石の生成温度を推定することは、隕石母天体の推定等にとって重要なことである。本研究ではコンドライト隕石に含まれる斜長石のAl/Si秩序度から隕石の生成温度を推定した。その結果、H6、L6、LL6コンドライトは、それぞれ775℃、840℃、830℃となった。これらはそれぞれの隕石母天体内における熱変成温度であると推察した。 4.天然における鉱物溶解のモデルケースとして、金雲母を塩酸酸性溶液で溶解する実験を行った。その結果、元素の溶脱はK>Fe>Mg、Al>Siの順に生じることが判明した。それに伴って結晶構造も金雲母からバ-ミキュライトへと変化する。 続きを見る
本文を見る

類似資料: