雲仙岳における火山体構造探査の事前調査研究

閲覧数: 3
ダウンロード数: 0
このエントリーをはてなブックマークに追加

雲仙岳における火山体構造探査の事前調査研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
太田 一也(九州大学・理学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994
概要(最新報告):
計画中の人工地震・電磁気による雲仙岳構造探査をより効果的に実施するため、通常火山観測手法によって、マグマ溜りの推定、探査手法の検討、ならびに火山活動度の評価を行った。 1.地震・微動観測:過去5年間の精密震源データを含めた解析結果では、マグマ溜りは、火口西方約13km・深さ10数kmと推定された。 2.地殻変動観測:(1)水準測量の結果では、噴火開始以来、最大7cmの沈降が認められ、その圧力源の位置は、火口西方約4km・深さ7.5kmであった。(2)GPS測量の結果では、噴火活動初期の隆起・後期の沈降の圧力源の位置は、火口西南約5km・深さ14kmであった。 なお、水準・GPS両測量の結果は、1994年後半以降、圧力源の縮小がほぼ停止している。 3.重力観測:溶岩ドーム近傍では、マグマ運動に関連した変動は認められたが、マグマ溜りの推定は困難であった。 4.地磁気観測:1991年の溶岩噴出開始に当たっては、急激な消磁が検知されたが、噴火活動の長期化にともなって、地下浅部での蓄熱・噴気域の拡大、熱伝導による高温化を反映して、噴火活動の低調化にもかかわらず、帯磁傾向は認められなかった。 5.電磁気探査:従来のMT法に代わって、タイムドメイン法による予備調査の結果、人工的ノイズの高い地点でも、高精度のデータが得られることが判明した。 6.火山活動度の評価:傾斜震動による溶岩供給量推定値は、噴火活動最盛期では30〜20万m^3/日であったが、本研究期間中は、数万〜0に低下し、二酸化硫黄放出量も、ほぼ検出限界以下に減少した。溶岩ドーム観察の結果でも、1994年8月以降、噴火活動度は極端に低調化していると判断された。なお、噴出溶岩に岩石学的変化は認められなかった。 続きを見る
本文を見る

類似資料:

12
地殻の進化 by 平, 朝彦; 東, 垣; 鹿園, 直建; 廣井, 美邦; 木村, 学
11.
島弧火山と大陸地殻 by 柳, 哮
12.
地殻の進化 by 平, 朝彦; 東, 垣; 鹿園, 直建; 廣井, 美邦; 木村, 学