サイトカイン遺伝子導入とSCIDマウスを用いた抗腫瘍効果の研究

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サイトカイン遺伝子導入とSCIDマウスを用いた抗腫瘍効果の研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
岡田 全司(九州大学・生体防御医学研究所・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994-1996
概要(最新報告):
1.(IL-6遺伝子+bc1-2遺伝子)導入T細胞の生体内移入実験により、キラーT活性を保持したままの長期生存を可能にするadoptive transferの画期的モデルを確立した。一方IL-6遺伝子欠損+bc1-2遺伝子欠損マウスではキラーTの分化誘導等は認められなかった。 2.アデノウイルスベクターに導入したIL-6遺伝子+IL-6R遺伝子+gp130遺伝子を担癌マウスに生体内投与し延命相乗効果を認めた。この三者の遺伝子を自己のヒト癌が生着したSCID-PBL/huに投与し、相乗的ヒ・キラーT分化誘導を示した。このキラー活性は自己のヒト癌にのみ特異的であることを明らかにした。 3.IL-6欠損患者を初めて見出し、この患者ではキラーT分化が全く認められないことを示した。 (IL-6+IL-7)double transgenic(Tg)マウス及び(IL-6+β-IFN)double Tgマウスのリンパ球は長期生存とキラーT分化増強・抗腫瘍増強作用を示した。(GM-CSF+IL-6)、(IL-6+TFNα)、(IL-6+IL-2+γIFN)、遺伝子組み合わせや(G-CSF+IL-6)double Tg SCIDマウスでヒト癌やマウス癌に対する抗腫瘍相乗効果を得た。 5.ヒト免疫応答を解析する良い生体モデルが確立していなかったがSCID-PBL/huを作製し、今まで非常に困難であったヒト癌特異的キラーT細胞のin vivoでの分化誘導を介する抗ヒト癌効果(延命効果、腫瘍腿縮効果、癌転移抑制効果)を高い再現率を持って(ほぼ100%)発揮しうる系を初めて我々は確立した。このモデル動物で誘導された自己癌にキラー活性を示すヒトCD3^+CD8^+キラーT細胞の特異性は、それぞれの自己癌特異抗原に対して間違いなく発揮されることを多数(30種以上)のヒト癌細胞を用いて明らかにした。又、本モデルはヒト癌特異的ヒトキラーT細胞の極めて強力な生体内分化誘導に画期的な手法を提供するものと思われる。 続きを見る
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