導入遺伝子に基づく個体発がんの研究

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導入遺伝子に基づく個体発がんの研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
権藤 洋一(東海大学・総合医学研究所・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994-1995
概要(最新報告):
本研究では、がん遺伝子、がん抑制遺伝子をジーンターゲティング法などを用いて、破壊、置換、導入を行なった。そのための方法の開発と、個体に及ぼす実際の影響を解析した。また、遺伝子の突然変異が発がんと関わっていることが、分子、細胞レベルから明らかなとなっているので、個体レベルでの検証も行なった。そのためのトランスジェニックマウスも開発した。 H-ras遺伝子欠損マウスは正常のものと差がみられなかったので、N-ras遺伝子およびK-ras遺伝子欠損マウスを作成した。N-ras遺伝子欠損マウスはやはり生存し、正常のものとこれまでのところ違いが認められない。K-ras遺伝子欠損マウスは、すべて、胎生期もしくは出生後まもなく死亡し、生存に不可欠であることがわかった。H-ras遺伝子欠損の胎児繊維芽培養細胞を用いて、いろいろな成長因子の効果を検討したところ、正常の繊維芽細胞と違いがみられず正常なシグナルトランスダクションが行なわれていることが示された。すなわち、他の遺伝子がH-ras遺伝子の機能を補完していると思われる。(分担、中村) 二段階相同組換え法の改良に成功し、マウスp53遺伝子を、ヒトのp53遺伝子や大きな欠失をもつp53遺伝子などにつぎつぎと置換することに成功し、目的としていた普遍的な遺伝子置換法をまずは確立できた。得られたES細胞からマウス個体を得て、また、交配もすることによって、p53遺伝子の生体内での機能を解明している。すでに得ていたp53遺伝子欠損マウスと、体細胞突然変異を検出するためのシャトルベクターをもつトランスジェニックマウスを交配した。その子孫を用いて、放射線照射の有無の影響も含め、突然変異の生じる頻度およびDNA変化の解析を始めた。(分担、権藤) 続きを見る
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