心・血管系細胞における各種イオン動態制御の経時的変化とその異常

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心・血管系細胞における各種イオン動態制御の経時的変化とその異常

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
金出 英夫(九州大学・医学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994
概要(最新報告):
心・血管系細胞(心筋、平滑筋、内皮細胞)の機能(収縮、弛緩、活性物質産生、増殖)制御に細胞質Ca濃度([Ca]i)の変動が重要な役割を演じている事は良く知られている。しかしながら、細胞分化・増殖・肥大に伴う[Ca]i制御機構の変化を検討した研究は少ない。本研究では、心・血管系細胞の中でも、先ず血管平滑筋細胞の細胞周期回転(増殖)に伴う電位依存性Caチャネルの発現様式や特性変化を検討した。ラット大動脈培養平滑筋細胞の2種類(L型、T型)Ca電流をwhole cwll voltage clamp法を用いて記録し、その後各々の細胞について細胞周期特異的核抗原の蛍光染色を行った。(1)G0期、M期の細胞では、全てL型Ca電流のみが記録された。G1期37%、S期の86%にT型Ca電流が記録された。(2)単位面積当りの電流密度はL型Ca電流:G1>S>G0>M、T型Ca電流:S>G1>G0=M。(3)L型Ca電流の電流電圧曲線、活性化曲線、不活性化曲線やBay K8644によるL型Ca電流増強硬化は各周期間で差が無かった。(4)各周期の細胞において、各種セカンドメッセンジャー(C-kinase,cyclic AMP,cyclic GMP)のL型Ca電流に対する硬化には差が無かった。この結果、2種類の電位存在性Caチャネルの発現様式が細胞周期依存性であることが明らかとなった。しかしながら、各細胞周期の細胞において、L型Caチャンネルの電気生理学特性やセカンドメッセンジャーによる制御様式に差は無かった。 続きを見る
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