希土類錯体の反応特性の解明と合成化学への新展開

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希土類錯体の反応特性の解明と合成化学への新展開

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
稲永 純二(九州大学・有機化学基礎研究センター・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994-1996
概要(最新報告):
1.3価の光学活性希土類錯体-Yb[(-)BNP]_3-を触媒とするヘテロDiels-Alder反応で高い不斉誘起(室温下最高93%ee)を達成するとともに、触媒に関する正の非線形効果(不斉増幅現象)を見い出した。 2.希土類では世界初のトリフェニルイミン-Yb錯体の単離・X線結晶解析に成功し、この錯体の触媒活性を検討した結果、末端アセチレンの2-アセチレンへの異性化反応および末端アセチレンの脱水素シリル化反応のよい触媒(10モル%)となることを見い出した。 3.同型の立体構造をもつ一連の希土類錯体のタンデム質量スペクトル解析により、中心希土類金属イオンの違いに基づく構造-反応性相関を評価した。希土類トリフラート・テトラヒドロ-2-ピリミドン錯体を合成し、その単結晶X線構造解析からユニークな配位構造を明らかにした。 4.希土類トリイソプロポキシドがα,β-不飽和ケトンの環化二量化反応やRobinson環化反応の良い触媒になること、また、その触媒活性が前者の反応では軽希土が、後者では重希土で高いことを明らかにした。 5.ランタノイド触媒を用いるイミン類の活性化、高分子に固定化したランタノイド触媒の合成とそれを用いる反応、およびキラルなランタノイド触媒を用いる不斉触媒反応の開発研究に重点を置き、新規合成反応、特に炭素-炭素結合生成反応の開発に成功した。 6.希土類-ビナフトール錯体を触媒として、tert-ブチルヒドロペルオキシド等を酸化剤とするエノン類の汎用性に富むエポキシ化反応の開発に成功した。反応はモレキュラーシ-ブス4Aの添加により効率よく進行し、室温下最高94%eeを達成した。 続きを見る
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