フォトクロミック反応に適したミクロ環境場の構築

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フォトクロミック反応に適したミクロ環境場の構築

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
入江 正浩(九州大学・機能物質科学研究所・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994
概要(最新報告):
フォトクロミック反応を、高効率にまた劣化させることなく行わせるミクロ環境場の構築をめざした。すなわち、デンドリマ-中あるいは結晶中にフォトクロミック分子を埋め込み、これらの環境場がフォトクロミック反応にどのような影響を及ぼすか、またどのようにすれば効率、耐久性を上げることができるかを明らかにすることを目的とした。 ジチエニルペルフルオロシクロペンテン分子をコアー部に、3,5-ジアルコキシフェノールを周辺部にもつデンドリマ-の合成を行った。このデンドリマ-には、パラレルコンフォメーションが存在せず、光反応できるアンチパラレルコンフォメーションのみからなることがNMR測定により確認された. ある種のジアリールエテンが結晶中においてフォトクロミック反応性を示し、両異性体がともに熱安定性であることを見い出した。ビス(2,4,5-トリメチルチエニル)ペルフルオロシクロペンテン(1)およびビス(2,4-ジメチルチエニル)ペルフルオロシクロペンテン(2)の白色粉末結晶へ紫外光(300<λ<400nm)を照射すると、前者では何等変化は認められなかったが、後者は赤く着色した。この赤色は、λ>450nm光を照射すると退色した。粉末結晶を用いる限り、結晶欠陥において反応がすすんでいる可能性を否定できない。そこで、単結晶を作成して光着色/退色を追跡した。単結晶状態においても、化合物(2)は赤く着色し、可視光照射により退色した。その吸収極大位置は530nmに観測され、ヘキサン溶液中の吸収極大527nmとほぼ同じであった。確かに結晶状態で反応がすすんでいることが確認された。 続きを見る
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