経済構造調整政策と構造調整指標にかんする日独比較研究

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経済構造調整政策と構造調整指標にかんする日独比較研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Economic Structural Adjustment Policy and Indicators : Comparative Research between Japan and Germany
責任表示:
濱砂 敏郎(九州大学・経済学部・教授)
HAMASUNA Keiro(九州大学・経済学部・教授)
浜砂 敬郎(九州大学・経済学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994-1996
概要(最新報告):
本研究プロジェクトの初年度である平成6年度は、資料調査と準備調査の年であって、研究代表者の濱砂による予備的な現地調査(平成6年3月〜4月:村田科学財団の助成)によって、ドイツ側スタッフと事前の企画・調整を入念に行うことができた。つぎに、同年8月〜10月期の本調査では、連邦経済省(ボンの本省、ベルリンの支省)、ドイツ都市会議事務局、ドイツ経営者連盟(ケルン)、ドイツ経済研究所(ベルリン)において、わが国では、それほど紹介されていなかったドイツの経済構造調整政策の策定状況と構造調整指標の構想にかんするヒアリング調査を実施し、調査研究の問題意識と分析方法を最終的に入念に点検するとともに、調査研究の方向性を確定することができた。それとともに、これまでマクロ的な国民経済計算をフレームとして試みられていた構造調整指標の作成も、1980年後半から本格的に整備されてきた産業連関表との関連性を深めつつあることが確認できた。また、ヨーロッパ共同体(EC→EU)の共同政策、なかでも産業競争力強化政策とドイツの経済構造政策の関連性についても、研究分担者の石田修が、D.Biehl教授との共同調査によって、地域比較を試みた。旧東ドイツ地域についても、研究分担者である伊東と原田が、財政負担の調整と農業制度の転換という政策的な観点から実地踏査を試み、急速な市場経済体制化の進行状況を確認した。これらの調査結果は、共同の中間総括を踏まえて、研究スタッフが日独両側において、論文をまとめた。 平成7年度は、前年度の調査計画にしたがって、9月から10月にフランクフルト大学経済学部より、D.Biehl教授とW.Neubauer教授をわが国に招聘して、共同の調査研究を実施した。 はじめに、初年度のドイツ調査にもとづいて、中間報告や調査レポートを10編以上の論文や資料翻訳にまとめて公表した。九州大学では、九州大学内外の関連スタッフを交え、EC-EUの政治的経済的統合化におけるドイツの財政調整と地域経済の構造開発、および国民経済計算による日独経済の構造的発展の比較分析にかんする集中的な研究会と討論集会を開催した。その結果も、論文や翻訳資料として公刊することができている。 つぎに、研究課題の性格に応じて、公共経済班と構造情報班に分かれて、東京・関西地区の関連機関(総務庁統計局、国際価格構造研究所、電力中央研究所等)において、ヒアリングと資料調査を実施した。なお、構造情報班は、平成7年に公表されたわが国の平成2年産業連関表とドイツの最新の1990年表の比較可能性とデータ操作の互換可能性について、集中的な検討を行った。前年度に踏査した東ドイツ地域の体制的構造的変革の状況については、原田、伊東および浜砂が九州大学の学際的な統合ドイツ研究プロジェクトに参加し、Biehl教授とNeubauer教授がもたらした最新の現地情報を追加して、原田編著『統合ドイツの文化と文化』(九州大学出版会)を公刊した。 本研究プロジェクトの最終年度である平成8年度は、上述の原田編『統合ドイツの文化と社会』を概括報告として、調査研究の総括・取りまとめを行った。概括報告を点検し、最終報告を作成するために、九大側スタッフは、同年8月〜9月にドイツに出張し、フランクフルト大学を拠点として、補足調査を実施した。それによって、旧東ドイツについては、旧西ドイツの連邦システムをモデルとして、政治経済過程の構造的変革がいろいろな社会的経済的摩擦や混乱をはらみながらも、一定の軌道に乗りつつある状況が明らかになった。また、欧米市場だけでなく、東アジアを含む世界的な市場における国際的な競争力の強化をはかる観点から、マクロ的な総合誘導政策から部門的な産業助成政策、さらにはミクロ的な市場競争力強化政策に転換しつつある状況を把握した。それらの研究結果は、最終年度だけでも約10編の論文によって公表するとともに、関連学会(日本統計学会、日本財政学会、九州経済学会その他各種科研研究会等)において発表した。 続きを見る
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類似資料:

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経済構造の転換期における経済統計指標の日独比較分析 by 濱砂 敬郎; HAMASUNA Keiro; 浜砂 敬郎
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