新しいイノシトール1,4,5-三リン酸結合蛋白の構造と機能に関する研究

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新しいイノシトール1,4,5-三リン酸結合蛋白の構造と機能に関する研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
平田 雅人(九州大学・歯学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994
概要(最新報告):
D‐ミオ‐イノシトール1,4,5‐三リン酸(Ins(1,4,5)P_3)は細胞内小胞体の含有するCa^<2+>を放出させるセカンドメッセンジャーである。我々は分子サイズが130kと85kの新規のIns(1,4,5)P_3結合蛋白を精製し、それぞれの部分アミノ酸配列を決定した。その結果から、85kDaの分子はホスホリパーゼC(PLC)のδ1型アイソザイムであり、一方130kDa分子は新しいものであることを明らかにした。本研究では、1.85kDa分子(PLC‐δ1)のIns(1,4,5)P_3結合ドメインの構造解明、また、2.新しい130kDa分子の遺伝子クローニングとIns(1,4,5)P_3結合ドメインの構造解明に関し研究を推進した。 1.PLC‐δ1遺伝子を発現ベクターにサブクローニングし大腸菌に発現させた。また、PLC‐δ1遺伝子のいろいろな部位を欠失させたミュータントも発現ベクターにサブクローニングし大腸菌に発現させる実験も行った。これらの研究からIns(1,4,5)P_3結合領域はN末端から60番目までに存在することが分かった。N末端から60番目までのうち30〜43番目のアミノ酸配列が特に結合活性を担っているのではないかと考え、この部分のペプチドを合成してIns(1,4,5)P_3結合実験、抗ペプチド抗体による結合抑制実験等を行った。これらの研究からPLC‐δ1におけるIns(1,4,5)P_3結合領域を解明した。 2.新規の130kDa分子の遺伝子クローニングに成功し、全アミノ酸配列を決定した。精製蛋白分子で明らかにした数種のペプチド配列を含んでおり、得られたクローンは確かなものであることが分かった。遺伝子データベースによりホモロジー検索をしても、同一のものはなく、新規のIns(1,4,5)P_3結合分子であることが確実となった。 続きを見る
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