寝たきりおよび痴呆老人の咀嚼機能改善後の全身状態の変化に関する研究

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寝たきりおよび痴呆老人の咀嚼機能改善後の全身状態の変化に関する研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
ALTERNATIVE IN GENERAL CONDITION WITH IMPROVED MASTICATORY
責任表示:
沖本 公繪(九州大学・歯学部・講師)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994-1995
概要(最新報告):
障害高齢者に対する身体的・精神的リハビリは,種々の施設で実施されその効果が認められている.しかし生命維持のために基本的に重要な行為である咀嚼機能が低下あるいは障害された場合,その機能に対するリハビリという概念は無く,当然その効果も明かにされていない.我々は寝たきり老人や痴呆老人の咀嚼機能の改善が,全身状態の改善すなわちリハビリ効果として有効であることを明らかにするために本研究を計画した. 12人の寝たきり入院高齢者の口腔環境改善後,1〜4年にわたり口腔状態と全身状態についてフォローアップを行った結果,日常生活活動能力ADLが障害されるに従い,また痴呆度テスト判定で精神機能状態が低下するに伴い,義歯や口腔内の汚染が高度になることが明らかになった(冲本等 1993). 次に個人差,集団差の大きい高齢者の全身状態と咀嚼機能状態=咀嚼活性を把握するために,異なる環境集団として,老人ホーム入居中の高齢者86人と,入院高齢者123人(寝たきり,痴呆老人を含む)の調査を行った.調査項目は咀嚼活性を判定する指標として,残存歯数や使用義歯の評価,咀嚼可能食品に加え,咀嚼環境を神経系にフィードバックし,それが間接的に反映される咬合力,さらに義歯を含む口腔内の汚染度を対象とした.また全身障害度ADL評価や最大握力測定,さらに精神機能の低下を判定するために,長谷川式簡易知的機能評価テストと浜松式簡易痴呆診断テスト(かなひろいテスト)を実施し,集団間の比較を行った. 最大咬合力,現有歯数,咀嚼可能食品,口腔メインテナンス,ADLすべてにおいて,入院高齢者よりもホーム高齢者のほうが状態は良く,その差は統計的に有意であった.また精神機能状態もホーム入居者のほうが障害度は少なかった.このことから,咀嚼活性は全身状態に反映されることが明らかになった. 続きを見る
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類似資料:

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