破骨細胞表面を認識するモノクローナル抗体の走査型電顕による免疫組織化学的研究

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破骨細胞表面を認識するモノクローナル抗体の走査型電顕による免疫組織化学的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
永田 健吾(九州大学・歯学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994
概要(最新報告):
破骨細胞の分化に関する形態学的研究は骨芽細胞を始めとする間質細胞と破骨細胞の相互作用など数多く報告されている。しかし単一切片による観察では破骨細胞が非常に大型の細胞であるために組織内における各細胞の相互関係の詳細には理解しにくい。そこで本研究は走査型電子顕微鏡(SEM)と免疫組織化学的手法を組み合わせて電顕レベルの微細構造と光顕レベルの広範囲な視野の観察を試みた。 新生仔ラットの腹腔にモノクローナル抗体Kat1(当教室で作成、培養系で破骨細胞様細胞の細胞膜表面を認識)を投与し、翌日固定,脱灰終了後OCTコンパウンドに包埋6μmの凍結連続切片(脛骨)を作成した。Kat1抗体の分布状態を可視化するために免疫組織化学(イムノゴールド法)を行いSEM観察用の試料とした。 観察した部位は破骨細胞が多く存在している脛骨の骨端軟骨付近の骨梁である。Kat1の染色部位は標識した金コロイドの反射電子像で容易に観察することができた。同部位を二次電子像で観察すると大型の細胞(破骨細胞)の背側面の細胞膜表面や基底部の刷子縁に陽性像が見られた。 本研究で応用した連続切片による免疫SEM法は細胞の機能状態を反映する特異抗体の分布状態を反射電子像で観察し、通常の二次電子像と組み合わせて解析する有効な方法である。今後はKat1抗体ばかりでなく既知の抗体を用いることによって破骨細胞を含む骨組織についての総合的な理解を深めることが必要である。 続きを見る
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