象牙芽細胞分化と細胞外基質、特にコルフの線維との関係に関する免疫組織化学的研究

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象牙芽細胞分化と細胞外基質、特にコルフの線維との関係に関する免疫組織化学的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
大崎 康吉(九州大学・歯学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994
概要(最新報告):
本研究は、象牙芽細胞分化と細胞外基質との関連を明らかにするために、象牙芽細胞間に認められるコルフの線維の主成分であるI型及びIII型コラーゲン、コルフの線維のような細網線維の主要な構成成分であるV型コラーゲン、近年歯系組織でその役割が注目されているVI型コラーゲン、及びコラーゲン線維と密接な関係にあるフィブロネクチン等の細胞外基質について、帽状期歯胚から歯根形成期のマウス臼歯での分布と動態を象牙芽細胞分化との関わりから詳細に検索することを目的としている。 具体的には、発生中の歯根髄周象牙質下で確認されたコルフの線維を1)歯冠部歯髄(特に外套象牙質形成中の象牙芽細胞間)で確認し、2)コルフの線維中に他の細網線維と同様にV型コラーゲンを確認することであった。 1)については歯冠部外套象牙質形成時には象牙芽細胞層にIII型コラーゲンの陽性反応は殆ど認められないが、ヘルトビッヒの上皮鞘が形成され始めると象牙芽細胞近辺と象牙芽細胞層にIII型コラーゲン陽性線維(コルフの線維)が認められるようになる。この事はエナメル質形成を伴う歯冠部歯髄と、エナメル質形成がなくヘルトビッヒの上皮鞘により象牙質の形成が誘導される歯根部歯髄とは、かなりその性質が違うことを示唆している。 2)についてはラット・ミエローマを用いた抗マウスV型コラーゲンモノクローナル抗体の作製が成功していないため、VI型コラーゲン及びフィブロネクチン等の検索も終了していない。 このため現時点では1)の歯冠部歯髄と歯根部歯髄との相違について、免疫電顕像を加えた論文を準備中であり'Anatomy and Embryology'あるいは'Differentiation'に投稿予定である。2)のV型コラーゲン等の検索については、現在ポリクローナル抗体の作成中であり、抗体の精製が終わる6月頃に検索結果をまとめて別論文として投稿する予定である。 続きを見る
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