悪性骨軟部腫瘍の基底膜浸潤の分子機構の解析およびその抑制法の検討

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悪性骨軟部腫瘍の基底膜浸潤の分子機構の解析およびその抑制法の検討

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
MECHANISMS AND INHITION OF THE INVASION OF MALIGNANT BONE AND SOFT TISSUE TUMORS THROUGH BASEMENT MEMBRANES
責任表示:
岩本 幸英(九州大学・医学部・助教授)
IWAMOTO Yukihide(九州大学・医学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994-1995
概要(最新報告):
転移に際し、腫瘍細胞は、血管内皮下のバリヤ-である基底膜を浸潤破壊する必要があり、基底膜浸潤は、転移成立に極めて重要なステップと考えられている。われわれが開発したin vitro invasion assayにおいて、従来は、細胞株についてのアッセイしかできなかったが、生検や手術でえられた臨床サンプルも、いったんprimary cultureすることにより、アッセイが可能となった。その結果、良性腫瘍は浸潤能を示さないが、悪性腫瘍は浸潤能を示した。 線維肉腫細胞においては、基底膜の酵素的破壊に働くtype IV collagenaseの活性が、72kDa, 92kDaのtype IV collagenaseとcollagenaseのインヒビターであるTIMPsの発現のバランスにより規定されており、細胞内cAMPを上昇させる薬剤(cAMPアナログなど)を投与すると、腫瘍細胞の、TIMP1、TIMP2の発現上昇によりtype IV collagenase活性が低下し、浸潤能、転移能が抑制されることをmRNAレベルだけでなく、蛋白レベルでも明らかにした。 また、基底膜浸潤を果たし、標的臓器実質内に着床した腫瘍細胞は、既存の血管から新生血管を誘導し、酸素や栄養物を得て増殖していく。この腫瘍血管新生も転移形成に重要なプロセスだと考え、腫瘍血管新生の研究にも着手した。まず、基底膜抽出物マトリゲルを用いた新しいin vivo腫瘍血管新生定量法を開発した。本法を用いると、既存の血管新生阻害剤であるTNP470による血管新生阻害と腫瘍増殖抑制を確認することができた。 続きを見る
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類似資料:

6.
私のライフワーク : 悪性骨・軟部腫瘍への挑戦 by 岩本, 幸英; Iwamoto, Yukihide