色彩が運動時の感情に及ぼす影響の生理心理学的検討

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色彩が運動時の感情に及ぼす影響の生理心理学的検討

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
高柳 茂美(九州大学・健康科学センター・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994
概要(最新報告):
本研究では、運動時の感情の変化に色彩がどのように関わっているかについて検討するため、ある単一の色彩を提示しながら運動を実施させ、提示した色彩によって、運動時の感情に変化が見られるか否かについて検討した。 色彩としては、赤、青を使用し、各被験者は、提示されたそれぞれの色を見ながら走行した。運動負荷としては、快適と自覚する自己ペースの運動強度のランニング(快適自己ペース走)で、トレッドミル上を15分間走行した。心理的指標として、POMS、感情尺度(MCL3)および感情尺度簡便法を使用した。 感情尺度(MCL3)の得点を、運動前後で比較すると、青を提示して走行した時の方が、赤を提示したときよりも、快感情、リラックス感が高くなった。満足感については両者間で差は見られなかった。POMSの得点を下位因子ごとに検討すると、赤を提示したときは、敵意因子の得点がやや低く、活動性因子がやや高くなっているものの、他の因子では、変化が見られなかった。一方、青を提示したときは、緊張、抑うつ、敵意、疲労、情緒混乱の各因子得点が低く、活動性因子が高くなっていた。また、多くの被験者が「青を提示されたときは気持ちよく走れたが、赤を提示されたときは途中から、圧迫感が感じられて、きつくなってきた。運動後疲れた。」と内省報告をした。一般的に赤の及ぼす作用は「温熱感、末梢循環増加、興奮感、不自然な不快感」、青は「鎮静感、末梢循環減少」といわれているが、本研究の結果でも、青を提示して運動したほうがより、リラックス感、快感情の増加、感情の改善が見られ、同様の傾向が示唆されたものと考えられる。 続きを見る
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