東シナ東縁部古第三紀堆積盆の構造発達

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東シナ東縁部古第三紀堆積盆の構造発達

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Tectonic Evolution of the Paleogene System in the Eastern Margin of East China Region
責任表示:
坂井 卓(九州大学・理学部・助手)
SAKAI Takashi(九州大学・理学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994-1995
概要(最新報告):
本研究では東シナ東縁部における古第三紀堆積盆の分布と性格を広範囲な陸上調査と海洋域での文献調査から明らかにした.これらは堆積層序の発達様式と地質構造の特徴を異にする,次の3つの主要な堆積区に区分できる.日本海西部堆積区:本州西端部から北部九州に分布.下位の中期始新世から前期漸新世の火山砕屑物に富む夾炭第三系と,上位の後期漸新世〜初期中新世の浅海性海成層からなる.地質構造上,筑豊型の半地溝構造で特徴づけられ,日本海盆形成の初期のオ-ラコジンの可能性がある.陸棚堆積区:陸上では西九州と石垣島,海底下では魚釣り島隆起帯の西側に広く分布し,中期始新世〜漸新世におよぶ非海成・海成の堆積層序をもつ.局所的な半地溝,褶曲構造を伴う横づれテクトニクス下で形成された非海成・浅海成前弧海盆にあたる.前弧-海溝堆積区:四万十帯の中期始新世から初期中新世におよぶ前弧域での深海堆積物から構成される.陸棚堆積区でのシークェンス層序境界の解析から,後期始新世から後期漸新世までに3つのラヴィンメント面とタイプ1,タイプ2の層序境界が識別できた.このうち,始新世と漸新世の境界のラヴィンメント面と,漸新世中頃(約30Ma)のタイプ1境界は広域的に顕著な相対的海水準移動を示し,Haq et al., (1988)のユ-スタティック・カーブと調和する.30Ma頃の海水面低下は,東シナ海の古第三系や四万十帯(日南層群)中でも顕著で,深海チャンネルの発達やオーソクォ-ツァイト礫の産出とも軌を一にするイベントにあたる.しかし,日本海西部堆積盆では逆に海浸に伴うラヴィンメント面が形成されている.古流系資料からは,日本海西部堆積区は北東側に,陸棚堆積区では南西に開いた海盆で,海退時の河川相,デルタ相およびチャンネル相は大陸からの供給方向を示す.前弧-海溝堆積区の深海扇状地堆積物では,チャンネル,およびチャンネル-ロープ相で北西部からの側方流と,ローブ相で北東方向への顕著な軸流を示す.サブダクション・コンプレックスの成長は,背後での大陸からの大河川-デルタを有するdelta-fed fan systemの発達に関連している.始新世当時の前弧地域は海溝軸に対し高角度の拡大軸をもつフィリピン海プレートが消費し,南部で海溝浸食を伴う斜め沈み込み型,北部で直交型沈み込み型の縁辺が推定された. 続きを見る
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