胃癌の進展・転移に関与する癌関連遺伝子異常の解明と治療への応用

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胃癌の進展・転移に関与する癌関連遺伝子異常の解明と治療への応用

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
市吉 裕二(九州大学・医学部・講師)
前原 喜彦(九州大学・医学部・講師)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994-1995
概要(最新報告):
1)胃癌切除症例145例について、p53異常の検索とgenetic insiabilityの評価をおこない、p53異常を認める症例では有意にaneuploidyの頻度が高く、p53が正常機能を失うことにより細胞ゲノムのいたるところに変異遺伝子を持つようになりこの中から癌化した細胞が選択されさらに悪性度が高まることが示唆された。 2)早期胃癌159例における発育形式を分類し、発育形式によって癌腫の持つ生物学的悪性度が異なっていることが明かになった。またその進展のメカニズムにおいて遺伝子レベルでの検索を行ったところ癌抑制遺伝子p53異常が重要な役割を担っていることを報告した。 3)胃癌細胞株において、制癌剤処理後早期にMDR1遺伝子の発現の増加が認められた。この知見より胃癌においても薬剤耐性の機序としてMDR1遺伝子の関与が示唆された。 4)ヒト胃癌細胞株および胃癌組織におけるMRP(MDR-associated protein)遺伝子発現をRT-PCR法によるmRNAの発現と抗MRP抗体(MRP-r1)を用いた免疫染色とで検出し、その発現と抗癌剤感受性との関係について検討した。 MRP遺伝子の発現はヒト胃癌細胞株5株中4株の細胞で発現が認められた。そしてMRP陽性のMKN28やMKN74細胞では発現陰性のMKN-1よりVP-16、ADR、CDDPに有意に低感受性であった。また切除胃癌組織では43例中27例(63%)にMRP遺伝子の発現を認めた。抗癌剤感受性はMRP陽性群でVP-16、ADR、CDDPに有意に低感受性であった。 続きを見る
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類似資料:

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胃癌の進展と癌細胞核DNA量に関する研究 by 杉町 圭蔵; SUGIMACHI Keizo
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