幽門温存膵頭十二指腸切除と十二指腸温存膵頭切除術後の胃排出能障害の比較と治療

閲覧数: 21
ダウンロード数: 0
このエントリーをはてなブックマークに追加

幽門温存膵頭十二指腸切除と十二指腸温存膵頭切除術後の胃排出能障害の比較と治療

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
田中 雅夫(九州大学・医学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994
概要(最新報告):
まず薬効学的な基礎データを示し、次に臨床データをまとめる。 【基礎データ】 (1)健常6人に対して濃厚流動食にアセトアミノフェン(AA;20mg/kg)を混ぜた試験食を与え、経時的にAA濃度のための採血と胃容積算出のための超音波を行った。両指標による評価法にて、シサプリド5mg前投与により胃排出能が促進された。(2)健常7人にてシサプリド5mgを前投与し、試験食を与えた。30分までのシサプリド濃度曲線下面積(C-AUC)と、AA濃度の指数関数回帰曲線の極大時間(Tmax)との相関をみたところ、C-AUCとTmaxは正の相関があった。つまり、シサプリド濃度が高すぎると胃運動に逆効果と思われた。 【臨床データ】 AA濃度曲線下面積(AA-AUC)を指標として、幽門輪温存膵頭十二指腸切除術(PPPD,6人)と十二指腸温存膵頭切除術(OPPHR,5人)の前後の胃運動能を経時的にみた。(1)PPPD術後は早期(2-5か月)に運動能が低下したが、晩期(6-8か月)には術前値に回復した。DPPHR術後は早期も晩期も術前と有意差がなかった。PPPDでは十二指腸が切除され、胃空腸吻合部の壁在神経再接合に時間がかかると思われる。(2)術後にシサプリドの前投与時と非投与時と比較すると、両術式後にて胃排出能は投与時に改善された。よってシサプリドの薬効は、PPPD術後の胃停滞時に臨床応用しうると期待される。 続きを見る
本文を見る

類似資料: