心不全の交感神経活動に関する基礎的および臨床的研究

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心不全の交感神経活動に関する基礎的および臨床的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
BASIC AND CLINICAL RESEARCH OF SYMPATHETIC ACTIVITY IN HEART FAILURE PATIENTS
責任表示:
矢永 尚士(九州大学・生体防御医学研究所・教授)
YANAGA Takashi(九州大学・生体防御医学研究所・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994-1995
概要(最新報告):
(1)本研究では拡張型心筋症や陳旧性心筋梗塞患者の中で心筋の収縮不全を伴った症例について自律神経機能を評価し重症不整脈の出現などの予後の判定を心電図を用いて検討した。対象は左室駆室率40%以下の慢性心不全患者でその内訳は特発性拡張型心筋症および陳旧性心筋梗塞患者である。これらの症例について、ホルター心電図を記録し、健常人と比較した。記録後に心拍変動の分析をCV値、SD値、R-R50の分析を行った。更に、1時間の中で安定した10分間を選び、フーリエ変換法により、スペクトル解析を行った。得られた周波数成分は高周波成分(HF)と低周波成分(LF)に分類し、自律神経活動の評価を行った。その結果、心不全患者は健常人に比し夜間の心拍数の上昇、日中のR-R50の低下、夜間のHF(副交感神経活動を表す), LF/HF(交感神経活動を表す)の低下を認めた。LFについては心不全患者では一日中低い傾向を示したが、有意差はなかった。以上より心不全患者は自律神経機能が障害され、特に、副交感および交感神経活動の低下が示唆された。また、アンギオテンシン変換酵素阻害剤の投与は上記の変化を改善する傾向を認めた。以上の結果は日本循環器学会九州地方会において発表し、現在論文作成中である。 (2)冠動脈疾患において自律神経の異常によりその発作が発症する症例があり、中でも異型狭心症は種々のストレスによって心電図でのST上昇する発作が起こるとされている。我々は労作性狭心症と安静・早朝時にST上昇を伴う発作を特徴とする異型狭心症の症例について精神性発汗測定をおこない臨床的有用性について検討した。その結果、異型狭心症では精神性発汗は強く、労作性狭心症は正常人と変化はなかった。 続きを見る
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