心筋梗塞回復過程における局所心筋機能と心筋血流との関連

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心筋梗塞回復過程における局所心筋機能と心筋血流との関連

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
原澤 泰比古(九州大学・医学部・講師)
小柳 左門(九州大学・医学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994
概要(最新報告):
本年度は、成犬を用いての動物実験には着手していない。心筋コントラストエコー法を用いて臨床研究を進める行う上で、5%アルブミン製剤の開発が進められたので、この臨床治験研究に参加した。心臓カテーテル検査中にアルブイン製剤を冠動脈内に注入し、断層心エコー法を用いて、心筋の染色の程度を観察した。心機能の低下、アレルギー反応などを生じることなく、アルブミン製剤を冠動脈内に投与することができた。心筋の染色は、無染色、中程度の染色、十分な染色の3段階で評価した。その結果、心表面の冠動脈に有意な狭窄がない症例においても、心筋の染色は必ずしも良好でない場合があった。このことは、心筋コントラストエコー法が、心表面の血管の狭窄のみでなく、心筋内を走行する細動脈以下の血管の状態にも依ることを示唆する。従って、今後の研究では、この点を十分に考慮に入れて研究対象を定める必要があることが明らかになった。急性心筋梗塞の急性期に心筋コントラストエコーを用いた研究には着手していない。従来より行ってきた負荷心エコー法を継続し、特に、多枝病変の冠動脈疾患症例において、ドブタミン負荷心エコー法は、ジピリダモ-ル負荷心筋シンチグラフィと比べて、心筋虚血の範囲を定めるのに優れているかについての検討を行っている。現在までのところ、症例数が十分ではないが、冠動脈造影で狭窄が見られるにもかかわらず、ジピリダモ-ル負荷心筋シンチグラフィは陰性、一方ドブタミン負荷心エコーでは陽性の症例が見いだされてきた。このことは、これらことなる機序の負荷法において、ドブタミン負荷による壁運動の変化を観察するほうが、ジピリダモ-ル負荷による心筋潅流の変化をみるより、冠動脈狭窄の機能的意義をけんとうするには優れていることを示唆するものと考えられる。 続きを見る
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