HTLV-1に対するペプチドワクチンの開発

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HTLV-1に対するペプチドワクチンの開発

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
中村 稔(九州大学・医学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994
概要(最新報告):
まず、前年度までに同定していたHTLV-1の主な中和エピトープ(principle neutralizing determinant,HTLV-1 gp46 amino acid 187-199)を含む種々の長さのペプチドを合成した。ペプチドはPoly-lysineにconjugationして、Multipe Antigen Peptide System(MAP)のペプチドワクチンを作製した。ワクチンは、1回100-500ugを初回は完全フロイントアジュバントとともに、2,3回目は不完全フロイントアジュバントとともに皮下に免疫した。この内、MAP181-210が、ラビットや種々の系統のラットに8倍から320倍の中和抗体を誘導した。また、MAP181-210で免疫したラットのTリンパ球のペプチドに対する反応性から、ラットのT cell helper epitopeは、gp46 a.a.196-212にクラスターして存在していることが、また、HTLV-1感染者末梢血のペプチドに対する反応性から、種々のHLAハプロタイプを持つヒトにおいても、HTLV-1 helper T cell epitopeがgp46 a.a.194-212にクラスターして存在していることが明かとなった。以上より、MAP181-210は、中和エピトープと“universal T cell helper epitope"を含み、ヒトにも応用可能な初めてのHTLV-1ペプチドワクチンと考えられる。また、ペプチドワクチンの投与により8-32倍のHTLV-1中和抗体価を有するラビットは、HTLV-1感染細胞(ILT8M2細胞5×10^7)のチャレンジから感染防御された。このことから、HTLV-1ペプチドワクチンは感染防御に十分な中和抗体価を誘導し得ることが示された。さらに、最近、gp46 a.a.196-209にDRw16拘束性のCTL epitopeが同定され、MAP181-210によるCTLの誘導実験を開始している。 続きを見る
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