高度造腫瘍性を有するヒトBリンパ腫細胞の癌化と増殖制御の遺伝子レベルでの解析

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高度造腫瘍性を有するヒトBリンパ腫細胞の癌化と増殖制御の遺伝子レベルでの解析

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
中野 修治(九州大学・医学部・講師)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994-1995
概要(最新報告):
t(8;22)の相互転座を伴ったB細胞株(KAL-1)は,c-myc癌遺伝子のmRNA過剰発現がみられ,ヌードマウスにて造腫瘍性を示すが,EBウイルスは遺伝子レベルでも検出されないため,他の癌遺伝子の存在が示唆され,Rat-2細胞を使用した新たなDNAトランスフェクションによる方法で癌遺伝子の検出を試みた。その結果、DNA、タンパク質ともにデータベース上既知の遺伝子と異なったチロシンキナーゼドメインを持った新しい癌遺伝子候補と考えられるc-kalを発見した。このc-kalのエキソン部分をプローブとして、ヒト細胞のcDNAライブラリーから分離したcDNAクローンのうち最長のものをシークエンスしたところ,約3kbのOpening Reading Frameが存在し,予想されるタンパク質(970aa)は膜貫通型プロテインキナーゼに類縁のものであった.N端,C端ともにまだ未完であるが,細胞外ドメインに計11ケ所の糖鎖付加配列が,またキナーゼドメインのC端側には直下に3-4個のZn^<2+>フィンガー様配列があり,きわめてユニークな構造であった.さらに全一次構造を解析するため元のBリンパ腫(KAL-1細胞)由来のcDNAクローンを分離解析中である.更に造腫瘍性におけるc-kalとras機能との相互作用を解析するため、dominant negative rasを組み込んだAdenovirusを使用した遺伝子解析を行っている。 続きを見る
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