単球系細胞における組織因子発現機序の細胞生物学的解析

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単球系細胞における組織因子発現機序の細胞生物学的解析

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
岡村 孝(九州大学・医学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994-1995
概要(最新報告):
ヒト慢性骨髄単球性白血病細胞株NSTK-1は非特異的エステラーゼ染色陽性で細胞表面にCD14,CD11b,CD13およびCD33を発現している単球系機能を有した白血病細胞株である。このNSTK-1培養系(10%FCS)にLPSを加えると濃度依存性にまた時間依存性に組織因子(TF)活性の発現増加が認められた。TF活性測定法はVII因子およびX因子を一定量加え、活性化されたX因子を合成基質S-2222を用いて細胞表面に発現されたTFを定量した。本実験系ではLPS1μg/ml、4時間incubateして細胞表面のTF活性を測定した。これは、正常単球でも認められ同様の反応をすることが確認された。この系に細胞内cAMP濃度を上げる抗血小板剤であるチクロピヂン、ジラゼプやトラピジ-ルを添加するとLPSでのTF活性発現が抑制されることから細胞内cAMP濃度がTF発現調節に重要であることが判明した。また、反対にLPSに加え血小板活性化因子PAFを添加するとTF発現が亢進した。このPAFの作用はPAFreceptor antagonistであるSM-12502で解除されるのでPAFreceptorがTF発現にも重要である。このように炎症惹起物質であるLPSやPAFがTF発現を亢進することは、DICや各種血栓症の発生に大きく関与することが推定され今後の血栓症治療にも役立つもの考えられる。 続きを見る
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