ウイルスによる免疫抑制の分子機構-麻疹ウイルス感染をモデルとして-

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ウイルスによる免疫抑制の分子機構-麻疹ウイルス感染をモデルとして-

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Molecular mechanism of measles virus-induced immunosuppression
責任表示:
柳 雄介(九州大学・医学部・教授)
YANAGI Yusuke(九州大学・医学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994-1995
概要(最新報告):
われわれは,麻疹ウイルス感染をモデルとして,ウイルスによる免疫抑制のメカニズムの解明を目指している。麻疹ウイルスによる免疫抑制を研究するための動物モデルを作製する第一歩として,最近麻疹ウイルススレセプターとして同定されたCD46の遺伝子をマウス培養細胞に導入し,その細胞における麻疹ウイルスの増殖を調べた。その結果,ヒトCD46を安定に発現させたマウス線維芽細胞では,ウイルスの増殖が増加するだけでなく,感染による細胞融合も認められることを明らかにした。さらに,CD46の麻疹ウイルスレセプターとしての機能ドメインを調べるために様々な欠失変異体を作製し,麻疹ウイルスに対する感受性を調べることによりCD46のSCR (short consensus repeat) 1とSCR2が麻疹ウイルスの感染に重要であることを明らかにした。これらの情報を基に,われわれはヒトCD46の遺伝子を発現しているトランスジェニックマウスを樹立し,現在このマウスが麻疹ウイルスに対して感受性を示すかどうかを検討している。また,麻疹ウイルスによる免疫抑制のin vitroにおけるモデルとして,麻疹ウイルスに感染させたヒト末梢T細胞のマイトゲンに対する増殖反応の低下のメカニズムを解析した。その結果,ウイルス感染細胞上の麻疹ウイルス蛋白質とその周りの細胞の細胞表面分子の間の相互作用だけでは増殖抑制は起こらず,ウイルスが感染した細胞の中で増えることがT細胞の増殖抑制に重要であることが明らかになった。 続きを見る
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