Confronting cisternae:その医学生物学的意義の解明

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Confronting cisternae:その医学生物学的意義の解明

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
中村 桂一郎(九州大学・医学部・講師)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994
概要(最新報告):
培養細胞や実験動物の組織を電顕標本として固定、包埋し、超薄切片を作成して透過型電子顕微鏡により観察した。これら一連の実験操作を行う目的でLaizt社製の長動作距離、高分解能の実体顕微鏡を備品として購入した。この観察により2つの扁平な小胞体漕の間に高電子密度物質を挟み込むという基本構造を持つconfronting cisternaeが、マウス胸腺由来のTEL-2細胞株、ヒトmelanoma由来のC32細胞株、および正常ラット筋組織内の線維芽細胞に見つかり、場所によっては粗面小胞体や核膜、さらにannulate lamellaeとの連続性が確認された。分娩時に採取したヒト臍帯血中の赤芽球と考えられる細胞中にもconfronting cisternaeと類似の構造を観察し、高電子密度物質とクロマチンとの連続性が示唆された。以上よりconfronting cisternaeは核内の情報や物質の流れに関与する構造であり、細胞の活動性を反映して発現量、形を変えるものである可能性が考えられた。一方、赤芽球の分化マーカーであり、細胞接着性を示すCD36は、これまでの研究で宿主の脳血管内皮細胞表面に発現されており、マラリア原虫感染赤血球表面に発現された原虫由来のタンパク質と特異的に結合することにより、致死率の高い脳マラリアを引き起こすことが知られている。我々の一連の研究の中で、免疫電顕により抗CD36抗体が特異的陽性反応を示すことからconfronting cisternaeがCD36の細胞内における生合成、輸送の経路となっていることが示唆されたので、これを明らかにするために市販の抗体OKM5や、共同研究者により提供された合成ペプチドに対する抗体を用いて免疫電顕によるCD36の細胞内分布の検索を試みた結果、細胞内の顆粒にも陽性反応を得、また、CD36とLIMP-1(ライソゾームに特有のタンパク質)が相同性が高いということとあわせると、タンパク分解過程に関与する構造である可能性も示唆された。 続きを見る
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