家畜の骨格筋発達と内分泌機能に関する生体機構学的研究

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家畜の骨格筋発達と内分泌機能に関する生体機構学的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Functional Histology of Skeletal Muscle, Development and the Endocrine Function in Domestic Animals
責任表示:
高原 斉(九州大学・農学部・教授)
TAKAHARA Hitoshi(九州大学・農学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994-1995
概要(最新報告):
1。本研究ではPart Iとして黒毛和種去勢雄牛の骨格筋発達と肉質に関する研究を行った。結果は次の通りである。 (1)。モモ肉の主要構成筋である大腿二頭筋は生理学的には主として後肢の運動に働く筋肉であるが、同筋肉の場所によっては機能的な分化をして、大きな体重を支えて姿勢保持に貢献する骨格筋となっていることが明らかになった。 (2)。大腿二頭筋の筋線維型構成をみると、近位部(体軸に近い方)で、βR型筋線維を主体とする赤色筋が多いのに対して、遠位部(肢端に近い方)でαW型筋線維を主体とする白色筋が良く発達することが明らかになった。 (3)。大腿二頭筋は大腿骨の後外側に位置する重厚な骨格筋である。同筋の末端の方で筋線維型構成割合を観察すると、大腿骨に接する深層部ではαR型筋線維を主体とする赤色筋が多く、浅層部では逆にαW型筋線維を主体とする白色筋が多く存在していた。これらの特徴は前述の同筋の機能的な分化に対応する特徴を証明するものである。 (4)。ロース肉の主要構成筋である胸最長筋は生理学的には姿勢保持に働く筋肉であるが、脊柱運動(起立)にも働き、黒毛和種牛では頭側でβR型、尾側でαW型筋線維が増加する特徴を有する。また、黒毛和種は他品種と比較して一般的にβR型筋線維を多く保有し、良質の肉を生産することが明らかになった。 (5)。霜降り肉の生産は筋周膜内の脂肪組織が増殖することによって出来てくるが、その脂肪組織の発達は遺伝的要素とも関連して、若齢時に脂肪細胞を多く含む個体牛は肥育終了後の脂肪交雑度も高い可能性を有することを明らかにした。 2。豚、ニワトリおよびトカラヤギの骨格筋成長と内分泌機能に関する研究も現在進行中で、次年度以降にPart IIとして公表する予定である。 続きを見る
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