放線菌の形態分化と二次代謝の多面形質発現に機能する遺伝子の解析

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放線菌の形態分化と二次代謝の多面形質発現に機能する遺伝子の解析

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Structural and Functional Analysis of Pleiotropic Gene involved in Morphological and Metabolic Differentiation in Streptomyces
責任表示:
緒方 靖哉(九州大学・農学部・教授)
OGATA Seiya(九州大学・農学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994-1995
概要(最新報告):
チオストレプトン(TSP)生産菌S. azureus PK100C株の染色体ライブラリーよりの2.5kb挿入断片を保持した組換えプラスミドpSAB931を分解した。本pSAB931を保持した形質転換株BalA1は以下に示す特異的性質を有していた。本研究ではBalA1株の特性を詳細に検し、さらに2.5kb DNAの構造と機能を解析した。 BalA1株は気菌糸形成能を欠失していたが、TSP感受性の枯草菌に対しPK100C株の3倍以上の抗菌力を示し、TSP耐性である親株PK100C、野生型株PK0やTSP生産性でかつ耐性のS. laurentiiの生育を阻害した。また、S. coelicolorの赤色抗生物質の生産を早期誘導する物質を産生した。一方、BalA1株はPK0株、PK100C株、S. laurentii等の菌株とのcrossfeedingによって気菌糸着生能が回復した。 次に、pSAB931中の2.5kbの挿入断片をプローブとして、多数の細菌類の全DNAに対して相同配列の存在を検討した。PK0株、PK100C株をはじめ、S. laurentii、S. lividans等の検した20種の全てのStreptomyces属放線菌で本断片と相同遺伝子の存在を確認したが、その他の属の菌種には存在しなかった。この結果は、本遺伝子がStreptomyces属放線菌で広く存在し、分化に機能する重要遺伝子であること示唆するものである。 さらに、2.5bp DNA断片の塩基配列と構造を解析した。本断片は2498bpの塩基配列を有し、843bpのORFと489bpのORFの存在が確認された。前者は癩菌のPhosphoserine phosphatase遺伝子(psp)と後者は枯草菌のセプタ位置決定遺伝子(minD)とアミノ酸レベルで相同性が認められた。 最後に、BalA1株が示す特性とこれら2遺伝子の機能との関連性、また形態分化と代謝分化に及ぼす機能を考察した。 続きを見る
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類似資料:

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