日本中世近代の住居観に関する建築論的研究

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日本中世近代の住居観に関する建築論的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
THEORETICAL STUDY ON THE CONCEPT OF DWELLING IN MEDIEVAL JAPAN
責任表示:
西垣 安比古(広島工業大学・環境学部・助教授)
NISHIGAKI Yasuhiko(広島工業大学・環境学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1994-1996
概要(最新報告):
高山寺における明恵上人の修行の場所を巡って考察した。この寺に建てられた上人の最初の庵室である練若台、この練若台を引き継いで建てられた花宮殿と羅婆坊、そして座禅の場所であった縄床樹、遺跡窟の位置を特定し地図上にプロットした。また、庵室が建てられていたと考えられる平坦地や、現存する基壇状の石垣等について実測調査を行った。さらに、『明恵上人歌集』を資料として上人の修行の場所、特に花宮殿の場所論的意味を巡って考察し、その本来的在り方は「入れば二空の理を見る」ことにあり、それはその場の雰囲気・気分(Stimmung)を歌に詠み留めること、あるいは「名づける」ことを契機として成立することを指摘した。この「見る」ことも「名づける」ことも主体-対象の分離を前提とせず「二空」に収斂する。そこでは内外の分別すら超越されているにもかかわらず、それは「入る」ことができる場所であった。人観の場所、すなわち「二空の理を見る」ところは「心すむ」場所であり、本来的意味における「すまう」ことの成立する場所であったが、それは同時に途上の場所でもあることが明らかとなった。 最後に仁和寺所蔵「梅尾禅堂院御庵室差図」を巡って「高山寺縁起」「高山寺明恵上人行状」などの文献資料を基に考察し、それが明恵上人臨終の道場であったことを明らかにした。そして、そのことを基として「高山寺明恵上人行状」の明恵上人臨終の場面の描写との関連において、仁和寺所蔵「梅尾禅堂院御庵室差図」に描かれた庵室について従来とは全く異なる解釈を示した。 以上の考察を基として「池亭記」「方丈記」「徒然草」などとの関連のもとに明恵上人の住居観の解明を試みた。 続きを見る
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