レトロウィルス遺伝子移入による白血病細胞増殖機構の解明

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レトロウィルス遺伝子移入による白血病細胞増殖機構の解明

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Proliferation of leukemic cells by retrovirus mediated gene transfer
責任表示:
大塚 輝久(九州大学・医学部・講師)
OTSUKA Teruhisa(九州大学・医学部・講師)
本文言語:
日本語
研究期間:
1993-1995
概要(最新報告):
初年度に各造血因子cDNAを組み込んだレトロウィルスベクターを以下のごとく構築した。各造血因子cDNA3'末端よりAT rich regionを除き、これをneo^R geneが組み込まれたレトロウィルスベクターに挿入し、このplasmidを増殖させ、φ2にtransfectし、G418選別を行うことにより、マウス細胞に感染させうる造血因子産生レトロウィルスを得た。このφ2よりの上清をPA317, Am12に感染させ、G418選別を行うことにより、ヒト細胞に感染させうる造血因子産生レトロウィルスを得た。このプロトコールに従い、G-CSF, GM-CSF, IL-3, IL-6産生レトロウィルスベクターを作成した。次年度はG-CSFおよびIL-6産生レトロウィルスを各々G-CSF依存性細胞株NFS-60, IL-6依存性細胞株B9・8に感染させた。その結果B9・8細胞株にIL-6産生レトリウィルスを感染させるとB9・8細胞は自律性増殖を示した。この自律性増殖は抗IL-6抗体にて抑制された。これに対し、neo^R geneのみ挿入したコントロールレトロウィルスを感染させるとB9・8細胞はIL-6依存性であり、IL-6非添加ではアポトーシスにより死滅した。NFS-60細胞にG-CSF産生レトロウィルスを感染させるとNFS-60細胞はG-CSF非依存性となり、自律性増殖を示した。しかし、培養5日目になると細胞増加に伴いアポトーシスにより死滅した。最終年度はde novo骨髄白血病細胞・骨髄腫細胞に遺伝子導入を行った。骨髄性白血病に造血因子産生レトロウィルスを感染させたところ、各々の造血因子は感染させた細胞にRT-PCR法を用いて確認できたが、これら感染細胞は最大2週間しか生存しえず、長期の増殖および自律性増殖は認められなかった。また、骨髄腫細胞にIL-6産生レトロウィルスを感染させたところ、IL-6遺伝子およびneo^R遺伝子の検出も出来なかった。 続きを見る
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