F因子DNA分配に関与する大腸菌遺伝子の検索

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F因子DNA分配に関与する大腸菌遺伝子の検索

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Screaning of E.coli Genes That Participate in the Partitioning of F Plasmid DNA
責任表示:
三木 健良(九州大学・薬学部・助教授)
MIKI Takeyoshi(九州大学・薬学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1993-1994
概要(最新報告):
[目的]本研究の目的は、大腸菌の性決定(F)因子を材料として、大腸菌におけるDNA分配装置と分配過程に関与する因子、特に大腸菌染色体上の遺伝子によりコードされる因子を明らかにすることである。 「研究成果]F因子DNAの分離・分配には、F因子上のletA(ccdA)、letD(ccdB)遺伝子群が関与すること、これら遺伝子のコードする蛋白質が宿主大腸菌のDNAジャイレースの活性を特異的に制御する活性を持つことはすでに報告した。LetD蛋白質は、直接の相互作用によってDNAジャイレースのAサブユニットを不活性化する。この阻害過程に関与する宿主因子の同定を、LetD蛋白質による増殖阻害(DNAジャイレースの活性阻害の結果による)を受けなくなった大腸菌異変株を分離し、変異が生じた遺伝子を解析することにより行った。その結果、すでに報告したシャペロン蛋白質をコードするgroE遺伝子に加えて、新たに、tldD、tldE、zfiA遺伝子と名付けた3つの遺伝子が関与することを見いだした。tldD、tldE遺伝子変異株は、groE遺伝子と同様に、letD蛋白質による増殖阻害に耐性を示す。これに対し、zfiA遺伝子異変は、tldD、tldE、及びgeoE異変を再びLetD蛋白質感受性に戻す。これらの遺伝子産物は、LetD蛋白質と共に、DNAジャイトレースの活性をmodulateする因子であって、ZfiA蛋白質は、LetD蛋白質とDNAジャイレースの相互作用を阻害するが、TldD、TldE、GroE蛋白質はZfiA蛋白質の阻害活性を抑圧する活性を持つものと考えられる。tldD,tldE、zfiAはそれぞれ、大腸菌染色体上70.4分、96.0分、58.2分に位置する遺伝子で、それぞれ分子量51,000、48,000、6800蛋白質をコードする。tldE遺伝子はpmbA(production of MicrocinB17)遺伝子、zfiA遺伝子は、csrA(carbon storage regulator)遺伝子と同一であった。尚、DNAジャイレース活性の調節に関与する大腸菌遺伝子はこれまで報告がなく、上記遺伝子は、全く新しい型の活性を持つ遺伝子である。 続きを見る
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