大脳基底核疾患患者における随意運動機構の非侵襲的研究

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大脳基底核疾患患者における随意運動機構の非侵襲的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
加藤 元博(九州大学・医学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1993-1995
概要(最新報告):
1.ヒトにおいて随意運動に対する大脳基底核の役割を研究するために、大脳基底核の変性疾患、とくにパーキンソン病患者を対象として、自己ペースおよび外部刺激(音)駆動ペースによる手指対立・伸展運動時の局所脳血流の変化をPETにより測定した。パーキンソン病患者1例については、治療のための1側淡蒼球凝固術前後での脳血流変化を比較した。 2.健常人では自己ペース、外部刺激駆動ペースともに脳血流増加は運動と反対側の運動・感覚野皮質、補足運動野においてみられた。自己ペース、外部刺激駆動ペースによる血流増加パターンの違いは認めなかった。 3.中等症パーキンソン病患者(Yahr分類3度)では自己ペース運動による補足運動野の血流増加がほとんど認められなかった。外部刺激駆動ペース運動では補足運動野にも血流増加を認めた。 4.重症パーキンソン病患者(Yahr分類4〜5度)では、自己ペース運動で補足運動野の血流増加が少ない傾向に加えて、運動と対側のみならず同側の運動・感覚野皮質での血流増加が認められ、この所見は外部刺激駆動運動でも同様であった。1側の腹側後部淡蒼球内節凝固術後に随意運動の改善がみられ、同側運動・感覚野皮質の血流増加は減少〜消失した。 5.ハンチントン病患者では、自己ペース運動では健常人とほぼ同一所見であったが、外部刺激駆動ペース運動では、補足運動野の血流増加が明らかでなく、パーキンソン病患者とは異なる所見を呈した。 続きを見る
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