子宮体癌における遺伝子診断および治療の開発

閲覧数: 10
ダウンロード数: 0
このエントリーをはてなブックマークに追加

子宮体癌における遺伝子診断および治療の開発

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Development of gene diagnosis and therapy for endometrial cancers.
責任表示:
和氣 徳夫(九州大学・生体防御医学研究所・教授)
WAKE Norio(九州大学・生体防御医学研究所・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1993-1994
概要(最新報告):
1)微小核融合法に基づきヒト子宮体癌細胞へ、ヒト正常腺維芽細胞由来染色体を単一移入した。1番染色体単一移入クローンは平坦な細胞形態変化を示し、アクチンストレスファイバーの再形成を認めた。アクチン及びビンキュリン蛋白の増大も示された。さらにヌードマウス上での造腫瘍性及び細胞増殖特性は顕著に抑制されていた。老化に伴う細胞死も観察された。6及び9番染色体単一移入クローンはヌードマウス上の造腫瘍性のみが抑制された。18番染色体単一移入の場合、HHUA細胞で1番単一移入移入時と同様の変化が、またIshikawa細胞で造腫瘍性の抑制が観察された。19番染色体単一移入クローンでは親細胞に比し、造腫瘍性及び増殖特性に変化を認めなかった。以上から1及び18番染色体上には子宮体癌の発生に関与する癌抑制遺伝子が存在することが示唆された。同時にHHUA細胞で1或いは18番染色体移入時、細胞の老化が招来されたため、細胞不死化機構は複数存在すると推測された。 2)子宮体癌で高頻度で観察される17p-及び18q-の標的遺伝子を決定した。17p-を示した子宮体癌8例中3例にp53遺伝子点突然変異を認めた。このためこれら3例では片側アリルの欠失及び残存アリル変異によりp53遺伝子機能が不活性化していた。17p+34例中1例にもp53変異を認めた。p53遺伝子は子宮体癌進行症例に集中して観察されたため、癌の進展に関与することが示唆された。さらには18q-は欠失地図によりDCC遺伝子を標的とすることが示唆された。欠失はD18S8領域で最も高頻度であった。さらに50%の腫瘍でDCCmRNA発現の顕著な抑制が観察された。5'の翻訳領域に一塩基置換期も認めた。しかしp53、DCC遺伝子変異は一部の体癌でのみ観察されたために、体癌発生の分子機構は均一でないと示唆された。 続きを見る
本文を見る

類似資料:

11
癌遺伝子を標的とした化学分子による癌治療 by 西田 純一; NISHIDA Jun-ichi
11.
癌遺伝子を標的とした化学分子による癌治療 by 西田 純一; NISHIDA Jun-ichi