細胞接着因子の動作からみたヒト子宮癌細胞浸潤機序の解明に関する基礎的実験的研究

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細胞接着因子の動作からみたヒト子宮癌細胞浸潤機序の解明に関する基礎的実験的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
CELL ADHESION MOLECULES AND INVASION OF UTERINE CANCER
責任表示:
斎藤 俊章(九州大学・医学部・講師)
SAITO Toshiaki(九州大学・医学部・講師)
本文言語:
日本語
研究期間:
1993-1994
概要(最新報告):
1 細胞接着因子による子宮頸癌細胞の遊走性、浸潤性の変化の検討: fibronectin, lamininの子宮頸癌細胞の遊走能、浸潤能に及ぼす影響を観察した結果、fibronectinおよびlamininの濃度依存性に遊走能、浸潤能共に促進された。fibronectinはin vitroにおいてはchemoattractantとして子宮頸癌細胞に働くことが明かとなった。細胞接着因子中のpeptideであるGRGDSPも同様の作用が認められた。子宮頸癌細胞はlamininと結合することにより濃度依存性にcollagen type IVの分解作用が増強することから、lamininの子宮頸癌細胞の浸潤能の促進はcollagenase type IVの産生促進を介して行われると考えられた。YIGSRもlamininと同様の作用が認められることより、YIGSRはcollagenase type IV産生を制御する外的シグナルの一つであると考えられた。2 ヒト子宮由来fibroblastによる子宮癌細胞の遊走性、浸潤性の変化の検討:ヒト子宮由来fibroblast株HDC、ヒト子宮間質細胞を子検討した結果、子宮癌細胞は子宮由来間質細胞によりその遊走性、浸潤性は促進された。抗fibronectin抗体による制御実験によりfibroblastの遊走、浸潤促進作用にはfibronectinが関与していることが明かとなった。3 ヒトリンパ節リンパ球の産生する因子の子宮癌細胞の増殖、浸潤能に与える影響についての検討:ヒトリンパ節リンパ球はg-interferonの産生を介して、子宮頸癌細胞の細胞増殖を抑制することが明かとなった。ヒトリンパ球は無刺激の状態では子宮癌細胞の遊走生、浸潤性に対して促進的に影響することがin votro実験系で明かとなった。4 ヒト子宮体癌における筋層浸潤の病理組織学的検討:子宮体癌の浸潤について、予後との関連性より病理組織学的検討を行い、その結果、脈管侵襲、子宮頸部間質への浸潤、子宮筋層への浸潤深度が独立して予後に有意に関連していることが明かとなり、体癌においてもその浸潤と子宮頸部間質との関連があることが示唆された。 続きを見る
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